SUVのレヴォーグ レイバックに、2.5L水平対向エンジンとモーターを使い分けるハイブリッドモデルが加わった。モーター駆動を主体としながら機械式AWDを採用し、燃料タンクはガソリンモデルと同じ63Lを維持する。搭載に伴い、車高と足回りも変更した。
駆動と発電を別のモーターが担う
自動車メーカーのSUBARUが追加したのは、シリーズ・パラレル方式のストロングハイブリッドを搭載するモデルだ。2.5L水平対向エンジンと組み合わせるトランスアクスルには、駆動用と発電用のモーター、フロントデファレンシャルギア、電子制御カップリングを一体化している。
駆動用モーターの最高出力は88kWで、幅広い走行場面でモーター駆動を主に使い、モーターが苦手な領域をエンジン駆動で補う。SUBARUによると、発電用モーターから高電圧バッテリーへの電力供給を細かく制御することで、駆動用モーターの出力を安定化するという。公式発表で、この駆動と発電の構成を確認できる。
減速時に回生し、前後輪は機械式AWDでつなぐ
走行中のエネルギー回収には、回生ブレーキとメカニカルブレーキの協調制御を使う。減速エネルギーを回収するこの構成を採用したモデルの公表燃料消費率は、WLTCモードで19.0km/Lだ。
車輪側には、プロペラシャフトで前後輪をつなぐ機械式AWDを採用する。前後輪のトルクは、走行中の路面状況に応じて制御する。
電力制御装置の配置で63Lの燃料タンクを維持
ハイブリッド化に伴う機器配置では、電力を制御するPCU(パワーコントロールユニット)をエンジンルーム内に置いた。この配置により、燃料タンク容量はガソリンモデルと同じ63Lを維持している。
大型化したバッテリーパックは荷室下に搭載する。荷室容量はVDA法で429Lとなり、床上410Lと床下サブトランク19Lで構成する。荷室フロア長は1000mm以上を確保した。
車高を20mm下げ、重量増加に合わせて足回りを調整
車両寸法は、全高と最低地上高をガソリンモデルよりそれぞれ20mm下げた。変更後の全高は1550mm、最低地上高は180mmとなる。
この寸法変更とハイブリッド搭載に伴う重量増加に合わせ、サスペンションのストローク量、スプリング、減衰特性を専用に調整した。電動パワーステアリングのアシスト特性も、変更したサスペンションに合わせて調整している。