Technology

SUV「レヴォーグ レイバック」にモーター主体のハイブリッドを搭載

この記事のポイント

  1. 実現したこと

    SUVのレヴォーグ レイバックに、88kWのモーターを主に使い、エンジン駆動で補うハイブリッドモデルが加わった。

  2. 実現の仕組み

    発電用モーターから高電圧バッテリーへの電力供給を制御し、駆動用モーターの出力を安定化する。

  3. 得られた結果

    ハイブリッドモデルの公表燃料消費率は、WLTCモードで19.0km/Lとなった。

  4. 従来との違い

    全高と最低地上高をガソリンモデルよりそれぞれ20mm下げ、サスペンションを専用に調整した。

SUVのレヴォーグ レイバックに、2.5L水平対向エンジンとモーターを使い分けるハイブリッドモデルが加わった。モーター駆動を主体としながら機械式AWDを採用し、燃料タンクはガソリンモデルと同じ63Lを維持する。搭載に伴い、車高と足回りも変更した。

駆動と発電を別のモーターが担う

自動車メーカーのSUBARUが追加したのは、シリーズ・パラレル方式のストロングハイブリッドを搭載するモデルだ。2.5L水平対向エンジンと組み合わせるトランスアクスルには、駆動用と発電用のモーター、フロントデファレンシャルギア、電子制御カップリングを一体化している。

駆動用モーターの最高出力は88kWで、幅広い走行場面でモーター駆動を主に使い、モーターが苦手な領域をエンジン駆動で補う。SUBARUによると、発電用モーターから高電圧バッテリーへの電力供給を細かく制御することで、駆動用モーターの出力を安定化するという。公式発表で、この駆動と発電の構成を確認できる。

減速時に回生し、前後輪は機械式AWDでつなぐ

走行中のエネルギー回収には、回生ブレーキとメカニカルブレーキの協調制御を使う。減速エネルギーを回収するこの構成を採用したモデルの公表燃料消費率は、WLTCモードで19.0km/Lだ。

車輪側には、プロペラシャフトで前後輪をつなぐ機械式AWDを採用する。前後輪のトルクは、走行中の路面状況に応じて制御する。

電力制御装置の配置で63Lの燃料タンクを維持

ハイブリッド化に伴う機器配置では、電力を制御するPCU(パワーコントロールユニット)をエンジンルーム内に置いた。この配置により、燃料タンク容量はガソリンモデルと同じ63Lを維持している。

大型化したバッテリーパックは荷室下に搭載する。荷室容量はVDA法で429Lとなり、床上410Lと床下サブトランク19Lで構成する。荷室フロア長は1000mm以上を確保した。

車高を20mm下げ、重量増加に合わせて足回りを調整

車両寸法は、全高と最低地上高をガソリンモデルよりそれぞれ20mm下げた。変更後の全高は1550mm、最低地上高は180mmとなる。

この寸法変更とハイブリッド搭載に伴う重量増加に合わせ、サスペンションのストローク量、スプリング、減衰特性を専用に調整した。電動パワーステアリングのアシスト特性も、変更したサスペンションに合わせて調整している。