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バークレイズの銀行業務AI、1日約12万通のメールを処理

この記事のポイント

  1. 実現したこと

    従業員向けのAI検索支援が、英国の顧客対応に必要な情報や回答を見つける作業を支える。

  2. 実現の仕組み

    情報検索支援システムは、検索拡張生成の構成を通じてAIモデルClaudeを利用する。

  3. 得られた結果

    Anthropicによると、情報検索支援の利用者は1万6000人を超え、処理した検索は100万件を超える。

  4. 従来との違い

    Anthropicは、市場業務部門のAIによるメール処理が、手作業による処理を減らしているとしている。

バークレイズの銀行業務を描いた編集イラスト。受信メールが分類され、関連する社内資料を従業員が確認している。
AI生成画像

AIモデルClaudeが、銀行内の情報検索と受信メールの処理を支えている。市場業務部門では1日約12万通を扱い、バークレイズは利用範囲をソフトウェア開発や既存システムの近代化へ広げる。

検索拡張生成で顧客対応の情報を探す

英国の銀行バークレイズが運用する従業員向け情報検索支援システムColleague Knowledge Assistantは、AI開発企業AnthropicのモデルClaudeを検索拡張生成の構成で利用する。顧客対応に必要な情報や回答を従業員が見つける作業を支援し、英国のリテール業務で使われている。

この情報検索支援システムは2025年から稼働している。今回の利用拡大は、すでに顧客対応の現場で運用されているAIを含む取り組みとなる。

1万6000人超が利用し、検索は100万件を超える

Anthropicによると、情報検索支援システムを利用する従業員は1万6000人を超え、処理した検索は100万件を超える。この利用を通じて、必要な情報へのアクセスと顧客対応が速まっているとしている。

受信メールを分類し、担当業務への処理経路を決める

バークレイズの市場業務を担うGlobal Markets部門では、Claudeが受信メールを分類し、情報を補完して処理経路を決める。この処理が依頼の優先順位付けを支え、業務担当者が対応するために必要な情報をそろえる作業にも使われる。

Anthropicによると、このプラットフォームが処理するメールは1日約12万通に上る。メールの手作業による処理を減らしているとしている。

銀行全体へ利用を広げ、開発支援の導入率50%を見込む

バークレイズは、ソフトウェア開発の加速、既存システムの近代化、業務効率の改善に向け、Claudeの利用を銀行全体へ広げる。AIの利用にはガバナンス、セキュリティ管理、人による監督を適用している。

開発支援ツールClaude Codeについては、利用者が2026年末までに開発者の50%へ達すると見込む。2027年にはソフトウェアエンジニアの過半数へ利用が広がる見通しだ。