人型ロボットRoBeeは、音声理解・生成、推論、一部の視覚処理を機体内で実行する。Intel Core Ultra Series 3を搭載し、Intelによると、これらの処理ではクラウドへデータを送らない。
RoBeeが音声を機体内で理解・生成する
Oversonic Roboticsが開発した人型ロボットRoBeeには、Intel Core Ultra Series 3のエッジ向けプロセッサーが搭載されている。音声の理解と生成は、いずれも機体内で処理される。
人とのやり取りで受け取る音声と、応答として出す音声が、同じ機体内の処理対象になる。RoBeeの処理範囲は音声だけにとどまらない。
推論と一部の視覚処理も機体内で完結する
RoBeeは推論に加え、一部の視覚タスクも機体内で実行する。Intelによると、音声を含むこれらの処理ではデータをクラウドへ送らない。
音声や視覚の入力を機体内で扱う構成により、列挙されたタスクはクラウドでの処理を前提としない。Intelは、この方式が通信遅延のリスクを下げるとしている。
CPU・GPU・NPUを一つのチップに収める
Intel Core Ultra Series 3はCPU、GPU、NPUを一つのチップに統合する。Intelによると、Oversonic Roboticsのロボットでは、内蔵アクセラレーターが言語、視覚、推論、動作制御を機体内で処理する。
RoBeeが搭載するSeries 3のエッジ向けプロセッサーは、組み込み・産業用途向けに認証されている。Intelは認証対象の条件として、拡張された動作温度範囲、決定的な性能、常時稼働の信頼性を挙げている。
ロボット内部の演算を個別GPUなしの構成へ移す
Intelによると、Oversonic Roboticsはロボット内部の演算構成を変更し、個別GPUを使う方式からIntel Core Ultra Series 3のみを使う方式へ切り替えた。機体内での推論を担うプロセッサーに、CPU、GPU、NPUを統合したチップを採用した形だ。
この変更は機体内部の演算構成についてのもので、ロボットの学習工程とは区別される。Intelは、Oversonic Roboticsがロボットの初期学習には個別GPUを使用すると説明している。