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人型ロボットRoBee、音声と推論を機体内で処理

この記事のポイント

  1. 実現したこと

    人型ロボットRoBeeは、音声理解と音声生成を機体内で実行する。

  2. 実現の仕組み

    搭載するIntel Core Ultra Series 3は、CPU、GPU、NPUを一つのチップに統合する。

  3. 得られた結果

    Intelによると、RoBeeの推論と一部の視覚処理でもクラウドへデータを送らない。

  4. 従来との違い

    開発元はロボット内部の演算を、個別GPUを使う構成からSeries 3のみを使う構成へ切り替えた。

人型ロボットが音声を受け取り、機体内のプロセッサーで処理して応答する様子
AI生成画像

人型ロボットRoBeeは、音声理解・生成、推論、一部の視覚処理を機体内で実行する。Intel Core Ultra Series 3を搭載し、Intelによると、これらの処理ではクラウドへデータを送らない。

RoBeeが音声を機体内で理解・生成する

Oversonic Roboticsが開発した人型ロボットRoBeeには、Intel Core Ultra Series 3のエッジ向けプロセッサーが搭載されている。音声の理解と生成は、いずれも機体内で処理される。

人とのやり取りで受け取る音声と、応答として出す音声が、同じ機体内の処理対象になる。RoBeeの処理範囲は音声だけにとどまらない。

推論と一部の視覚処理も機体内で完結する

RoBeeは推論に加え、一部の視覚タスクも機体内で実行する。Intelによると、音声を含むこれらの処理ではデータをクラウドへ送らない。

音声や視覚の入力を機体内で扱う構成により、列挙されたタスクはクラウドでの処理を前提としない。Intelは、この方式が通信遅延のリスクを下げるとしている。

CPU・GPU・NPUを一つのチップに収める

Intel Core Ultra Series 3はCPU、GPU、NPUを一つのチップに統合する。Intelによると、Oversonic Roboticsのロボットでは、内蔵アクセラレーターが言語、視覚、推論、動作制御を機体内で処理する。

RoBeeが搭載するSeries 3のエッジ向けプロセッサーは、組み込み・産業用途向けに認証されている。Intelは認証対象の条件として、拡張された動作温度範囲、決定的な性能、常時稼働の信頼性を挙げている。

ロボット内部の演算を個別GPUなしの構成へ移す

Intelによると、Oversonic Roboticsはロボット内部の演算構成を変更し、個別GPUを使う方式からIntel Core Ultra Series 3のみを使う方式へ切り替えた。機体内での推論を担うプロセッサーに、CPU、GPU、NPUを統合したチップを採用した形だ。

この変更は機体内部の演算構成についてのもので、ロボットの学習工程とは区別される。Intelは、Oversonic Roboticsがロボットの初期学習には個別GPUを使用すると説明している。