防衛用ドローンの飛行制御を担う国産基板「Terra DFC」が開発され、国内で量産する体制が整った。必要な制御機能を一枚へ集約し、品質管理や改修も国内で行う。防衛省向け機体への搭載は今後の予定だ。
姿勢・モーター・センサーの制御を担う中核基板
ドローンの開発企業テラドローンは、国産フライトコントローラー「Terra DFC」を自社開発した。この飛行制御基板は、機体の姿勢制御とモーター制御に加え、センサー情報の処理と飛行制御を担う。
必要な制御機能を一枚へ集約
Terra DFCは、これらの制御に必要な機能を一枚の基板上へ小型・シンプルに集約している。テラドローンは、量産機への搭載を見据え、価格を抑えることと、小型化、量産性、改修性を重視して設計したとしている。
量産と品質管理・改修を国内で行う体制
この制御基板について、テラドローンは量産可能な体制をすでに整えたとしている。国内での対応範囲には、製造に加えて品質管理、改修、供給が含まれる。
国内供給基盤の整備は、先行する国産バッテリー事業に続くものだ。今回は飛行制御基板の国産化・量産体制が加わり、防衛用ドローンの電源系と制御系の双方に関わる部品供給を担う。
防衛省向け機体への搭載を予定
Terra DFCの搭載先として想定しているのは、防衛省向けに納入予定の「汎用型防衛ドローン」だ。この機体への搭載を前提に開発しており、搭載は今後の予定としている。
テラドローンは、迎撃ドローン、偵察ドローン、重要インフラ防護向けドローンへの応用も視野に入れている。これらの機体への展開は、今回構築した制御基板の供給体制を利用する計画上の対象である。