武装小型ドローンの使用を兵士に教える新しい操縦課程が、米陸軍のフォートラッカーで初回の実施に入った。現地では武装ドローンの実演も行われ、移動する地上車両への攻撃と飛行中のドローンの迎撃が示された。
射場と承認に専門人員・空域を組み合わせる
米陸軍のUAS(無人航空機システム)担当責任者ニコラス・ライアン大佐は、フォートラッカーにドローンの試験に必要な射場と承認が整ったとしている。訓練と評価を支える条件として、専門人員と利用可能な空域も挙げており、複雑で実際の状況に即した試験を行うための基盤がそろっているという。
投下装置とFPVドローンの動作を実演
この射場で兵士と産業界の専門家が実演した武装ドローンには、爆弾や手榴弾の投下装置を搭載した機体が含まれる。機体と搭載装置を組み合わせた動作に加え、操縦者視点で飛ばすFPVドローンの実演も行われた。米陸軍によると、移動する地上車両の破壊と、飛行中の別のドローンの迎撃が示された。
武装小型ドローンの操縦教育が初回に入る
実演の場となったフォートラッカーでは、武装小型ドローンの使用を兵士に教える新しい操縦課程の初回を実施している。米陸軍航空教育拠点の司令官クレア・ギル少将によると、ほぼすべての師団に加え、陸軍州兵と特殊作戦軍からも受講者が参加している。
機材と射場条件を含めた教育の標準化へ
米陸軍は、この操縦課程の教育内容を標準化し、他の拠点へ展開することを目標としている。ギル少将が示した構想では、教える内容だけでなく、必要な機材、射場の能力と制約、受講の前提条件も共通化の対象となる。初回の課程を実施しながら、別の拠点でも教育を行うための条件を整える計画だ。