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米陸軍の牽引砲大隊、約180日でロケット砲16基の部隊へ

この記事のポイント

  1. 実現したこと

    米陸軍第25歩兵師団は、分散運用を支える高機動ロケット砲システムHIMARSを配備した。

  2. 実現の仕組み

    HIMARSは複数種類の弾薬を同じ発射装置から発射でき、任務に応じた選択肢を持つ。

  3. 得られた結果

    師団砲兵司令官によると、約180日でHIMARSを16基備える長距離火力大隊への転換を達成した。

  4. 従来との違い

    演習では、観測所からの射撃任務の伝達を無線の音声指示から試作指揮統制システムによるデジタル送信へ切り替えた。

ハワイの演習地で、観測員が画面に文字のない端末を操作し、離れて配置されたHIMARS発射装置を見ている編集イラスト。
AI生成画像

牽引砲を使う大隊が、約180日で高機動ロケット砲システムHIMARSを16基備える長距離火力大隊へ転換した。米陸軍第25歩兵師団は、分散運用を支える発射装置の配備と、観測所から射撃任務をデジタルで送る試作システムの演習使用を進めている。

牽引砲から長距離火力へ大隊を転換

米陸軍第25歩兵師団は、師団砲兵を指すDIVARTYの下で、牽引砲大隊を長距離火力大隊へ転換した。師団砲兵司令官ダニエル・フォン・ベンケン大佐によると、約180日でHIMARSを16基備える部隊になったという。配備されたロケット砲システムは、部隊を分散させた運用を支えるための装備となる。

複数の弾薬を共通の発射装置で使う

HIMARSの役割は、一種類の弾薬を発射することに限られない。第25歩兵師団の指揮官らは、複数種類の弾薬を発射できる共通の発射装置であり、任務の要求に合わせて使用する弾薬を選べると説明している。

新しいミサイルで射距離の選択肢を広げる

共通の発射装置に統合する新しい能力には、長距離打撃用ミサイルのPrecision Strike Missile(PrSM)が含まれる。このミサイルは米陸軍の長距離打撃能力を拡張するよう設計されている。第25歩兵師団長ジェームズ・バーソロミューズ少将は、弾薬の開発が進むにつれて、異なる距離への打撃の選択肢が増えると説明している。

観測所から射撃任務をデジタル送信

射撃を指示する情報の伝達でも、試作システムを使った動作が確認されている。2月25日にハワイのスコフィールド兵営で行われた演習Lightning Surge 2では、第25歩兵師団砲兵の前進観測員が次世代指揮統制システムの試作機を使用した。観測所からの射撃任務は、無線による音声指示に代えてデジタルで送信された。