DLSS 4.5の開発キットが利用可能になり、ゲーム開発者は場面に応じてフレーム生成倍率を調整する機能を組み込めるようになった。超解像に使う第2世代のTransformerモデルも利用できる。
場面に合わせて生成フレーム数を調整
NVIDIAのゲーム向け描画技術DLSS 4.5では、Dynamic Multi Frame Generationがゲームや場面に応じてフレーム生成倍率を動的に調整する。NVIDIAは、これによって場面が変わっても滑らかな表示を目指すとしている。
この機能と6X Multi Frame Generationを含む開発キットは、ゲーム開発者が利用できる。開発者は、固定の生成倍率だけを前提とせず、倍率を調整する機能をゲームへ組み込めるようになった。
描画した1フレームから最大5フレームを生成
Multi Frame Generationは、GPUが描画したフレームにAI生成フレームを加える。対応するGeForce RTX 50シリーズとRTX PRO Blackwell世代のGPUでは、描画した1フレームにつき最大5フレームを生成する。
DLSS 4は、このMulti Frame Generationを導入した。DLSS 4.5では生成倍率を動的に調整する機能が加わり、フレーム生成の設定を場面に応じて変えられる構成になった。
低解像度の画像を第2世代モデルで再構成
DLSS 4.5の開発キットには、Super Resolution向けの第2世代Transformerモデルも含まれる。Super Resolutionは、低解像度の画像に動きのデータと過去のフレームからの情報を組み合わせ、高解像度の画像を構成する。
この処理は、フレーム生成とは別に画像そのものを再構成する。NVIDIAは、第2世代モデルによって画像の安定性、アンチエイリアシング、視覚的な明瞭さが改善すると説明している。
必要なDLSS機能を選んで組み込む
開発キットは、複数の描画技術をゲームへ導入するための基盤Streamlineを使う。開発者はDynamic Multi Frame Generationや、レイトレーシング画像の再構成に使うRay Reconstructionなどから、必要な機能を選んで組み込める。
更新されたAPI、文書、サンプルコードも用意された。これらは新規のゲームだけでなく、既存のプロジェクトへDLSS 4.5の機能を導入する際にも使える。