画像の代替テキストを、属性の有無だけでなく文言の質まで点検するプラグインが公開された。5つの既定規則が曖昧な語、ファイル名、重複、仮置き文などを検出し、既存のアクセシビリティー検査へ指摘を渡す。
画像を抽出し、検査するimg要素を絞る
GitHubが公開したAccessibility Scanner向けの代替テキスト検査プラグイン「Alt-Text Plugin」は、Webページの画像に付いた文言を点検する。画像の取得にはPlaywrightのアクセシビリティーツリーを使い、画像として認識された要素からHTMLのimg要素だけを検査対象に残す。
画像の役割を持つ別種の要素や非表示の画像は、この段階で対象から外れる。alt=””を持つ装飾画像も除外されるため、空の代替テキストを一律に欠落として扱う構成ではない。
5規則が文言の欠落と質を判定する
抽出された画像には、既定で5つの規則が適用される。対象はalt属性の欠落、曖昧な文言、画像ファイル名をそのまま使った文言、隣接画像での重複、書きかけを示す仮置き文だ。曖昧な文言の判定では、大文字と小文字、空白、前後の句読点を正規化してから定型語と照合する。
重複の規則は、表示ページで隣り合う2枚以上の画像が正規化後に同じ代替テキストを持つ場合に指摘する。Accessibility Scannerに組み込まれたaxeの検査はalt属性の欠落と空白だけの値を検出するため、プラグインの残る4規則が文言上の問題を補う。
任意のモデル判定は画像の内容と照合する
定型語や文字列の一致だけでは判断できない記述には、任意のモデル判定規則を使える。この規則は画像そのものと代替テキストを照合し、説明の不正確さや不足、SEOキーワードの詰め込みを指摘する。
モデル判定は既定では無効になっている。有効化にはGitHub Modelsのトークンが必要で、5つの既定規則とは設定条件が異なる。
スキャナーへ追加し、指摘をIssueにつなぐ
プラグインはnpmパッケージとして公開されている。Accessibility Scannerのscans入力へパッケージ名を指定すると、スキャナーがFindサブアクションの実行時にインストールするため、検査対象のリポジトリへプラグインのソースをコピーする必要はない。
各規則は条件に該当する画像について指摘を返す。Accessibility Scannerはその指摘をGitHubのIssueに変換し、画像ごとの代替テキストの問題を追跡できる形にする。