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水素で発電し電動推進するサウナ船の実証へ

この記事のポイント

  1. 実現したこと

    水素サウナ船の実証開発に、電動推進・操船システムの供給と搭載支援が組み込まれた。

  2. 実現の仕組み

    水素燃料電池と水素カートリッジによる発電で船を進め、水素の燃焼熱でサウナを温める計画だ。

  3. 得られた結果

    開発するサウナ船は、ラリー・フィンランドで披露される予定だ。

  4. 従来との違い

    水素サウナ船に、電動推進ユニットと操舵系を統合したHARMOが搭載された。

湖上の小型船を断面で描き、船内の木製サウナと水素燃焼式ヒーター、燃料電池と水素カートリッジから船底のリング状電動推進器へつながる構成を示す編集イラスト。
AI生成画像

水素による発電で船を進め、水素の燃焼熱でサウナを温める船の実証開発が進む。ヤマハ発動機は電動推進・操船システムHARMOを供給し、搭載を支援する。船への搭載状態は示されており、水素と電動を組み合わせた動作を実証する計画だ。

船の推進には電力、サウナには燃焼熱を使う

水素サウナ船は、水素燃料電池と水素カートリッジを用いて発電し、その電力で電動推進・操船システムHARMOを動かす計画だ。ヤマハ発動機は、フィンランドの非営利団体Central Finland Mobility Foundation(Cefmof)と、この船の開発・概念実証に参加する。

船内のサウナには、Harviaとトヨタ自動車が共同開発した水素サウナを使う。こちらは水素の燃焼で生じる熱を利用するため、船を進めるための発電と、サウナを温めるための燃焼が組み合わされる。

電動推進と操舵をHARMOに統合

発電した電力を受けるHARMOは、電動推進ユニットと操舵系などを統合した船舶用システムだ。ヤマハ発動機によると、推進にはリムドライブ方式を採用し、特に低速で強い推進力を発揮するという。

推進時の低振動と静かな動作も、このシステムの特徴として挙げている。船内の快適性に寄与するという説明はHARMOの一般的な特性についてのもので、水素サウナ船での実証結果を示すものではない。

機器の供給から船への搭載支援まで

ヤマハ発動機は、HARMOの供給に加え、船への搭載を技術面と人員面で支援する。水素サウナ船にはHARMOが搭載されており、電動推進・操船システムを船体へ組み込んだ状態が示されている。

概念実証の船をラリー・フィンランドで披露へ

開発は概念実証として進められ、ヤマハ発動機は現段階で将来の商品化や販売を検討していない。開発するサウナ船は、2026年7月30日からフィンランドで開催されるラリー・フィンランドで披露される予定だ。