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ISSの電力増強を締めくくる太陽電池を補給船で輸送へ

この記事のポイント

  1. 実現したこと

    補給船Dragonは、ISSへの輸送に向けて6,300ポンドを超える物資を積載した段階にある。

  2. 実現の仕組み

    故障したロボットアーム関節の回収には、空で運び込む大型の発泡材製ケースを使う計画だ。

  3. 得られた結果

    輸送貨物には、ISSへの設置で電力増強を完了する追加太陽電池の最後の1組が含まれる。

  4. 従来との違い

    ISSのロボットアームの故障関節は船外活動で交換済みとなり、地上回収の対象になった。

地球軌道上で、ISSの太陽電池パネルを背景にHarmonyモジュールのドッキング口へ接近するDragon補給船の編集イラスト。
AI生成画像

国際宇宙ステーション(ISS)の電力増強を締めくくる追加太陽電池の最後の1組を、補給船Dragonが輸送する。第35回商業補給ミッションは10月13日以降に打ち上げる予定で、帰還時には交換済みのロボットアーム関節などを地上へ戻す。

積載済みの物資を自律ドッキングでISSへ届ける

NASAと宇宙輸送企業SpaceXは、第35回商業補給ミッションを2026年10月13日以降に打ち上げる予定だ。SpaceXの補給船Dragonには6,300ポンドを超える物資が積載されており、打ち上げにはFalcon 9ロケットを使う。

到着した補給船は、ISSのHarmonyモジュールの宇宙側ポートへ自律的にドッキングする計画だ。この飛行で届ける貨物には、ISSの電力システムを増強する追加太陽電池が含まれる。

最後の1組の設置で電力増強を完了する

追加太陽電池IROSAは、今回輸送する1組がISSに設置する最後の組となる。その設置によって、電力システムの増強を完了する計画だ。

NASAは、増強した電力システムでISSの重要な運用を支えるとしている。その対象には、安全で制御された軌道離脱も含まれる。

交換した関節を回収するケースを空で運ぶ

ISSのロボットアームCanadarm2では、故障した関節が6月30日の船外活動で交換された。今回の補給飛行は、その故障関節を地上へ戻すための大型ケースも運ぶ。

ケースは発泡材製で、往路では中身を入れずに輸送する計画だ。ISSで交換済みの関節を収容し、Dragonの帰還貨物として回収する。

帰還便で関節と生命維持装置の部品を地上へ戻す

DragonはISSに約1カ月間係留した後、太平洋に着水する予定だ。11月中旬に予定する帰還では、故障関節を地上へ戻し、分析と再整備につなげる。

帰還貨物には、地上で再整備する宇宙服も含まれる。さらに、尿処理装置の流体・圧力制御ポンプ組立品と、水処理装置のろ過ユニットを持ち帰る計画だ。