5枚ブレードのメインローターと、ストレッチャーを搬出入しやすい後部ドアを備えた消防防災ヘリコプターが大分県へ納入された。低振動化や救急搬送を支える構成を持つH145//BK117 D-3で、正式運用は2026年4月に始まる予定だ。
消防・防災用のD-3として3機目を納入
川崎重工業は、消防防災ヘリコプターH145//BK117 D-3を大分県へ納入した。この機体はD-3として3機目の消防・防災用機であり、用途全体を通じた川崎重工業の累計納入数は25機に達した。
後部ドアと平らな床が搬送を支える
救急搬送に使うストレッチャーなどは、機体後部の観音開きカーゴドアから搬出入できる。D-3はこの搬出入を容易にするドアに加え、キャビンにフルフラットフロアを備えている。
搬送対象を機内へ収容する構成とともに、救助地点での飛行能力も備える。川崎重工業によると、高高度でも高いホバリング、つまり空中停止の能力を持ち、山岳地帯でより安全な救助活動が可能になるという。
5枚ブレードのローターで低振動化
川崎重工業は、D-3のメインローターに5枚のブレードを採用し、低振動化を実現していると説明している。このローターシステムは、振動の低減に加えて整備性も向上させるとしている。
操縦負荷を抑える電子機器を搭載
川崎重工業によると、D-3に搭載したアビオニクス、すなわち航空機の電子機器は、安全性能を向上させ、パイロットの負荷を低減するという。これらの機器を備えた納入機は、2026年4月から大分県で正式運用を開始する予定だ。