球速やボールの軌道、打球速度などを一球ごとに可視化するプロ野球速報アプリ「NPB+(プラス)」のテスト配信が10月10日に始まった。全12球団のトラッキングデータをCMS経由で表示し、同じ追跡データを使った3DCGリプレイも備える。
全12球団の追跡データをCMSへつなぐ
データの取得を担うホークアイは、ソニーのグループ会社Hawk-Eye Innovationsのトラッキングシステムだ。ソニーによると、2024年シーズンにプロ野球全12球団への導入を完了した。取得したプレーデータを活用するため、ソニーがプロ野球のデジタル事業を担うNPBエンタープライズ向けに開発したコンテンツ・マネジメント・システム(CMS)も、2025年シーズンから運用に入っている。
投球と打撃の数値を一球単位で表示
このCMSを通じてデータを利用するのが、日本野球機構公認の速報アプリ「NPB+」だ。ソニー、NPBエンタープライズ、アプリの開発・運営を担うコナミデジタルエンタテインメントが、3社の製作委員会を通じて開発・提供する。ソニーによると、アプリは投手の球速、ボールの軌道、回転数と、打者の打球速度、打球角度、スイング速度などを、一球ごとにリアルタイムで可視化する。
追跡データからプレーを3DCGで再現
トラッキングデータは、一球速報に加えてリプレイ動画にも使われる。リプレイ機能は、そのデータに基づく3DCG映像で各プレーを再現する。選手情報には、セ・リーグとパ・リーグの12球団全選手について、最新成績、パフォーマンス、経歴などが掲載される。
無料のテスト配信から本格稼働を目指す
アプリは2025年10月10日から期間限定でテスト配信されている。無料で利用でき、対応環境はiOS 17以降とAndroid 11以降だ。
配信期間は「SMBC日本シリーズ2025」終了までを予定しているが、予定より早く終了する可能性もある。3社はテスト配信後に機能追加などの更新を行い、2026年プロ野球シーズンに合わせた本格稼働を目指す。