AI

Windows向けAIノートPCに最大128GBの統合メモリー

この記事のポイント

  1. 実現したこと

    NVIDIAのAI基盤を搭載するWindowsノートPC「RTX Spark」の予約受付が始まった。

  2. 実現の仕組み

    Blackwell RTX GPUとGrace CPUを600GB/sで接続し、最大128GBの統合メモリーを備える。

  3. 得られた結果

    RTX Spark搭載ノートPCは10月16日に発売され、小型デスクトップは11月に販売開始予定となった。

  4. 従来との違い

    Windowsのエージェント実行基盤MXCが一般提供に移り、OS管理下でバックグラウンド実行を続ける仕組みが提供された。

机上のノートPCを開いた断面イラスト。内部のCPUとGPUが銅色の接続部で共有メモリーに結ばれ、統合メモリー構成を示している。
AI生成画像

Windows向けAI計算基盤RTX Sparkが、最大128GBの統合メモリーとFP4で1ペタFLOPSの演算性能をノートPCへ持ち込む。搭載機の予約受付が始まり、Windows側ではAIエージェントをOS管理下で継続実行する基盤も一般提供に移った。

GPUとCPUを600GB/sで接続する

AI計算基盤RTX Sparkは、最大6,144コアのBlackwell RTX GPUと最大20コアのGrace CPUを組み合わせる。NVIDIAが示した構成では、両者を600GB/sで接続する。

この構成は最大128GBの統合メモリーを備え、AI演算性能はFP4という4ビット浮動小数点形式で1ペタFLOPSとなる。演算形式を指定した仕様値であり、個別モデルの応答速度を表す数値ではない。

CUDAを共通基盤にモデルと作業環境を移す

RTX Sparkは、GPU計算のソフトウェア基盤であるNVIDIA CUDAプラットフォーム全体を実行する。WindowsノートPCにも、NVIDIAのほかのAI計算機と共通のソフトウェア基盤を持たせる構成だ。

NVIDIAによると、RTX Sparkから据え置き型AI計算機DGX Stationまで、モデル、ツール、ワークフローを書き直さずに移行することができる。開発環境の移行先が変わっても、共通のAIソフトウェア基盤を利用する。

Windowsがエージェントの継続実行を管理する

端末上で動くエージェントの実行には、Windows側の基盤も加わった。Microsoftは、エージェント実行基盤Microsoft Execution Containers(MXC)の一般提供を開始した。

MXCは、エージェントをOSの管理下でバックグラウンドに継続実行させる仕組みだ。AIモデルを処理する端末側の計算基盤に対し、こちらはエージェントの実行をWindowsが管理する役割を担う。

ノートPCと常時稼働向けの小型機を展開する

NVIDIAはRTX Spark搭載ノートPCの予約受付を開始した。小型デスクトップ構成も同じスーパーチップを使い、エージェントを継続して動かす24時間・週7日の稼働向けに設計されている。

ノートPCは2026年10月16日に発売される。小型デスクトップは同年11月に販売開始予定だ。