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APS-C一眼カメラα6700、姿勢推定で顔が隠れた人物も追尾

この記事のポイント

  1. 実現したこと

    APS-C一眼カメラα6700は、動画でカメラを動かさずに被写体に追従する自動構図調整に対応する。

  2. 実現の仕組み

    α7R Vと同じAI処理ユニットを搭載し、姿勢推定によって複雑な姿勢や顔が隠れた人物を捉える。

  3. 得られた結果

    ソニーの内部測定では、S-Log3撮影時に14+ストップのラチチュードを実現した。

  4. 従来との違い

    従来のα6000シリーズの人物・動物認識に、鳥、昆虫、車、列車、飛行機の認識が加わった。

三脚に固定したミラーレスカメラが、腕で顔を隠した人物を撮影する場面。右上の inset に人物を拡大した切り出し構図を描く。
AI生成画像

APS-Cミラーレス一眼カメラα6700に、姿勢推定を用いるAI被写体認識が組み込まれた。ソニーによると、顔が隠れた人物も捉えて追尾できる。認識対象を鳥や昆虫、乗り物へ広げ、動画ではカメラを動かさずに構図を自動調整する。

撮像・画像処理系にフルサイズ機と同じAIユニットを搭載

α6700は、有効約2600万画素のAPS-C裏面照射型CMOSイメージセンサーExmor Rを搭載する。撮像系には画像処理エンジンBIONZ XRを組み合わせている。

被写体認識には、フルサイズミラーレス一眼カメラα7R Vと同じAIプロセッシングユニットを搭載した。これらの処理系を備える本体の重さは、バッテリーとメモリーカードを含めて約493gとなる。

人物の姿勢を推定し、鳥や乗り物にも認識を拡張

ソニーによると、リアルタイム認識AFは姿勢推定技術を使い、複雑な姿勢をとる人物を捉えて追尾できる。顔が隠れている場合も、この姿勢推定によって人物を追尾するという。

認識する対象も、従来のα6000シリーズの人物と動物から広がった。α6700では鳥と昆虫に加え、車、列車、飛行機も認識対象に加わっている。

動画の切り出し範囲を変えて被写体に追従

動画撮影では、AIを用いるオートフレーミングが構図を自動で変更する。ソニーは、この機能によってカメラを動かさずに被写体に追従するカメラワークが可能になるとしている。

オートフレーミングは動画モードでのみ有効となる。4K解像度の画像から一部を切り出すため、記録する映像の画角は狭くなる。

4K記録のフレームレートと階調を確保

動画の出力では、6K相当の情報量を凝縮して4K映像を生成する。記録は3840×2160画素で最大120fpsに対応し、この高フレームレート撮影では約38%画角がクロップされる。

階調面では、ソニーの内部測定でS-Log3撮影時に14+ストップのラチチュードを実現した。また、映像制作用カメラ商品群Cinema Lineの開発で培った画作りS-Cinetoneを搭載し、ソニーは人の肌を美しく描写するとしている。