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一眼カメラα7R V、姿勢推定で顔が隠れても人物を追尾

この記事のポイント

  1. 実現したこと

    一眼カメラα7R Vは、顔が隠れたり複雑な姿勢を取ったりする人物の追尾に対応する。

  2. 実現の仕組み

    新開発のAIプロセッシングユニットが姿勢推定を用い、人物の胴体と頭部の位置を認識する。

  3. 得られた結果

    ソニーの測定条件では、人物の瞳の認識精度がα7R IV比で約60%向上した。

  4. 従来との違い

    α7Rシリーズの認識対象に、従来の人物・動物に加えて鳥、昆虫、車・列車、飛行機が加わった。

屋外で、顔を腕と肩で隠して振り返る人物に向け、撮影者がミラーレスカメラを構えて追尾している編集イラスト。
AI生成画像

フルサイズミラーレス一眼カメラα7R Vは、人物の姿勢を推定するAI処理を被写体認識に取り入れた。ソニーによると、顔が隠れた人物も捉えて追尾できる。瞳の認識精度を高めるとともに、鳥や昆虫、乗り物へ認識対象を広げた。

瞳に加えて胴体と頭部の位置を認識

ソニーが開発したα7R Vは、新開発のAIプロセッシングユニットを搭載するフルサイズミラーレス一眼カメラだ。被写体を認識してピントを合わせる「リアルタイム認識AF」は、姿勢推定技術を使い、人物の胴体と頭部の位置も認識する。

ソニーによると、この姿勢推定によって、人物が複雑な姿勢を取ったり顔が隠れたりしても捉えて追尾でき、後ろ向きになった人物の頭部も認識し続けるという。

瞳の認識精度を高め、鳥や乗り物も対象に

ソニーの測定条件では、人物の瞳の認識精度は従来機のα7R IV比で約60%向上した。認識対象も拡充し、α7Rシリーズで従来対応していた人物と動物に加えて、鳥、昆虫、車・列車、飛行機を静止画・動画の双方で認識できるようになった。

認識対象の設定は、該当するすべての被写体の認識を保証するものではなく、設定と異なる種類の被写体を認識する場合もある。

指定した被写体を半押しやタッチで追尾

被写体の認識は、撮影者が選んだ対象の自動追尾にも使われる。「リアルタイムトラッキング」では、被写体を指定してシャッターボタンを半押しすると、カメラがその対象を追尾する。

モニター上で対象を選ぶ場合は、「タッチトラッキング」を設定して被写体に触れる操作で選択できる。人物の認識では、あらかじめ登録した顔を優先する機能も備える。

認識した対象を捉える693点の位相差AF

認識した被写体にピントを合わせる像面位相差AF点は、静止画撮影時に約79%のエリアへ配置される。フルサイズレンズを装着してフルサイズで撮影する場合、測距点数は693点となる。

ソニーは、画像処理エンジンBIONZ XRの高速処理と新開発アルゴリズムによってAF性能が向上したとしている。この認識・追尾機能を備えるα7R Vは、11月25日に発売する予定だ。