レーダー観測衛星StriXの12機目が目標軌道へ到達し、地球観測用の衛星群に加わった。運用投入に向けて、今後数カ月にわたり試験と初期調整を進め、観測能力を確認する。
Electronがマヒア半島から軌道へ運ぶ
衛星データ・解析サービスを提供するSynspectiveの合成開口レーダー(SAR)衛星StriXの12機目は、Rocket LabのElectronロケットで打ち上げられた。打ち上げは9月19日03時22分UTC、ニュージーランドのマヒア半島にある発射施設Launch Complex 1から行われた。
目標軌道へ到達した12機目が衛星群に加わる
Synspectiveによると、打ち上げられた衛星は目標軌道へ到達した。12機目の配備成功により、複数の衛星で構成する地球観測用の衛星群に新たな機体が加わった。
観測能力を確認してから運用へ投入
軌道へ投入した機体について、Synspectiveは今後数カ月にわたり試験と初期調整を実施する。そこで衛星の観測能力を確認してから運用へ投入する予定であり、今回完了した段階は宇宙への配備である。
追加2機はH3で中傾斜軌道へ
衛星群の拡充に向けた輸送手段として、Synspectiveは別のStriXシリーズの小型SAR衛星2機について、三菱重工業と打ち上げサービス契約を締結した。契約対象の2機は、2027年に種子島宇宙センターからH3ロケットで打ち上げる予定だ。
この2機の目標は中傾斜軌道である。Synspectiveは、アジア太平洋を含む世界の主要経済拠点や災害多発地域を高頻度で観測するために、この軌道を選定したとしている。