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テラドローン、水底測量用ドローンレーザを従来比20%以上低価格化

この記事のポイント

  1. 実現したこと

    ドローン搭載型レーザスキャナ「Terra LiDAR Green」は、陸域から水底まで連続して計測できるという。

  2. 実現の仕組み

    水面への入射角を一定に保つ楕円走査で、屈折補正の精度を安定させる。

  3. 得られた結果

    テラドローンの実証では、水深10m以上の湖で水底地形データを取得した。

  4. 従来との違い

    テラドローンは、水底測量用のスキャナを従来商品価格比で20%以上低価格化した。

湖岸上のドローン搭載レーザスキャナが、赤い陸域計測光と緑の水中計測光で湖底地形を測る様子を描いた編集イラスト
AI生成画像

赤外レーザとグリーンレーザで陸域から水底まで計測するドローン搭載型スキャナが、従来商品価格比で20%以上低価格化された。テラドローンが販売を始めた「Terra LiDAR Green」は、水面への入射角を一定に保つ楕円走査を採用し、屈折補正の精度を安定させるという。

2つの波長で陸域と水底を計測する

ドローン搭載型グリーンレーザスキャナ「Terra LiDAR Green」は、波長1,064nmの赤外レーザと波長532nmのグリーンレーザを搭載する。テラドローンは、この2つの波長を組み合わせ、陸域から水底まで連続して計測できるとしている。

テラドローンの説明では、陸上用の赤外線ドローンレーザスキャナは光が水面で反射し、水底地形を測定できない。新しいスキャナはグリーンレーザも備え、水域を含む地形の計測に対応する。

楕円走査が水面への入射角を一定に保つ

水底を計測する際の走査には、水面への入射角を一定に保つ楕円走査方式を採用した。テラドローンは、この方式によって屈折補正の精度を安定させるとしている。

照射は多方向から行い、地形を3次元点群データとして取得する。この光学構成を用いた実証では、湖の水底地形も計測対象となった。

水深10m以上の湖で水底データを取得

テラドローンの実証では、水深10m以上の湖で水底地形データの取得に成功した。これは実証した湖での取得結果であり、すべての水域に共通する測深可能範囲を示すものではない。

浅瀬の測量では、船が進入できるかどうかも計測範囲を左右する。テラドローンは、水深0~1m前後の浅瀬では座礁リスクによって船による深浅測量が難しいと説明し、ドローンを陸上から遠隔操作すれば、作業員が水中に立ち入らずに測量できるとしている。

従来商品価格比で20%以上引き下げて販売

水底計測に対応するこのスキャナについて、テラドローンは従来商品価格比で20%以上の低価格化を実現したとしている。比較対象は従来の商品価格であり、測量作業全体の費用削減率ではない。

販売対象は全国の測量会社と建設コンサルタントで、販売はすでに始まっている。水域の地形を計測する機材として、これらの事業者へ提供する。