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米英の対ドローン訓練、小隊規模から大隊の昼夜連続運用へ

この記事のポイント

  1. 実現したこと

    対ドローン訓練の最終段階で、大隊規模の防御・攻撃を昼夜途切れなく実施した。

  2. 実現の仕組み

    歩兵の兵士が産業界の専門家から約12機種のドローンの製作と野外での対処を学び、部隊の施設でも製作・操縦を訓練した。

  3. 得られた結果

    米陸軍の連隊長は、装備を使う兵士のフィードバックが教範上の分隊規模と装備標準化につながったと説明した。

  4. 従来との違い

    対ドローン対策の候補を特定・試験する段階から、システムを米英の部隊内の各種プラットフォームへ搭載する段階へ進んだ。

夕暮れの訓練場で、兵士たちが3Dプリンターのそばで小型ドローンを組み立て、別の兵士が大型の8ローター機を扱う。背景では光ファイバーの線を引くドローンも飛んでいる。
AI生成画像

対ドローン装備の訓練が、分隊・小隊規模の限定的な演習から、大隊規模で防御と攻撃を昼夜続ける運用へ広がった。米英の訓練計画Project Flytrapでは、部隊への装備搭載と兵士のフィードバックを組み合わせ、編成と装備の標準化にも反映している。

製作と操縦を同じ施設で学ぶ

米陸軍第V軍団が進める対ドローン訓練計画Project Flytrapでは、対処する側の歩兵もドローンの製作を学んだ。第2騎兵連隊第3大隊のエリック・ボル上級曹長によると、兵士は産業界の専門家とともに3日間にわたる8時間の講習を受け、約12機種、300機近い無人航空機の製作方法と野外での対処方法を学んだ。

参加部隊には、部品を組み立て、3Dプリンターを使ってドローンを製作し、操縦も学ぶ施設がある。ボル上級曹長は、兵士がこの施設で製作、破損、再製作を経験していると説明している。

夜間用機体と光ファイバー式を訓練へ投入

訓練で扱う機体は、異なる能力を持つドローンをそろえた。第V軍団で演習を指揮するマット・デービス大佐によると、夜間用の熱画像光学機器を搭載した機体に加え、光ファイバーを使う妨害に強いドローンも使用した。

機体の種類には、8基のローターを持つ大型ドローンも含まれる。製作と対処を学ぶ対象は、こうした複数の構成にまたがっていた。

部隊への搭載と使用者の意見を装備標準化へつなぐ

対ドローン対策の選定は、3月に始まった第1段階で行った。ウクライナでの戦争の教訓や過去のデータを調べ、候補を特定して試験した後、第2段階ではシステムを米英の部隊内の各種プラットフォームへ搭載した。

搭載した装備を操作する兵士のフィードバックは、開発判断へ取り入れた。第2騎兵連隊長のドナルド・ニール大佐は、理論と試行錯誤に使用者の意見を合わせた結果、教範上の分隊規模と標準化された装備につながったとしている。

データ収集を管理する演習から大隊の連続運用へ

第3段階では、分隊・小隊規模の対ドローン演習を行った。この段階の演習は、データ収集を管理するために実施範囲を限定していた。

最終段階では、演習へ大隊規模の作戦を導入した。防御と攻撃の行動を昼夜途切れなく実施し、対ドローン訓練をより大きな部隊の連続運用へ広げた。