スマートフォンXperia 1 VIIIは、望遠カメラのセンサーを前モデルから約4倍に大型化し、全レンズでRAW段階の重ね合わせ処理を行う。撮影前にはAIが表現の選択肢を提示する。ソニーは6月11日に発売する予定だ。
被写体と天気から撮影表現を提案する
ソニーのスマートフォンXperia 1 VIIIは、独自のAI技術Xperia Intelligenceに新機能「AIカメラアシスタント」を加えた。カメラを被写体へ向けると、被写体や天気などを組み合わせてシーンを認識し、色合い・レンズ・ぼけ表現を複数提案する。
提案の基になるクリエイティブルックは、ソニーのデジタル一眼カメラで培った画作りを提供する機能だ。ソニーは、提案をタップして好みの撮影表現を選べるため、撮影後の加工が不要としている。ただし、撮影環境によっては提案されない場合がある。
望遠カメラに1/1.56インチのセンサーを搭載
撮影に使う3眼カメラの焦点距離は、35mm判換算で16mm、24mm、70mmとなる。このうち望遠カメラは1/1.56インチのイメージセンサーを搭載し、Xperia 1 VIIから約4倍に大型化した。
全レンズの画像をRAW段階で重ね合わせる
画像処理では、全レンズに対応する重ね合わせ処理をRAW段階で行う。ソニーは、この処理によって白飛び・黒つぶれを抑え、明暗差の大きいシーンでも色の再現精度を高めるとしている。
重ね合わせ処理の対象は静止画撮影に限られる。連写撮影時やRAW記録時など、撮影条件や設定によっては使用できない場合がある。
3眼の暗所性能を照度と評価項目で限定
ソニーは、3眼すべてがフルサイズセンサー並みの暗所性能を持つとしている。この比較は、ソニー製フルサイズセンサー搭載デジタルカメラを相手に、明るさの指標LV(Light Value)が2以下の環境で、静止画の耐ノイズ性能とダイナミックレンジを対象にしたものだ。
これらの撮影機能を搭載する端末は、通信事業者モデルとSIMフリーモデルで展開する。発売は2026年6月11日を予定している。