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重要インフラ向けに検知と迎撃を統合する対ドローンシステムを開発開始

この記事のポイント

  1. 実現したこと

    検知・判断・対処・運用管理を一体で扱う、民間重要インフラ向け対ドローンシステムの開発が始まった。

  2. 実現の仕組み

    複数センサーの情報を指揮統制機能で統合し、脅威判定と対処判断を支援する計画だ。

  3. 得られた結果

    民間施設向けの開発では、誤作動防止や既存警備体制との連携を重視する方針が定められた。

  4. 従来との違い

    防衛向けに開発する迎撃・自律飛行技術を、民間の運航管理技術と組み合わせる重要インフラ向け開発が加わった。

重要インフラ向けの対ドローン防護を、検知から対処、運用管理まで一体で設計する開発が始まった。防衛向けの迎撃・自律飛行技術を民間の運航管理技術と組み合わせ、施設ごとの安全要件に対応する計画だ。

複数センサーの情報を対処判断へつなぐ

ドローン開発・運航管理事業者のTerra Droneは、民間重要インフラ向けのC-UAS(対ドローン)システムの開発開始を発表した。開発対象は、悪意あるドローンの侵入・攻撃への防護であり、検知・判断・対処・運用管理を一体で設計する。

検知・識別・追跡では、レーダーを含む複数のセンサーとの連携を予定している。その情報を統合するC2(指揮統制)機能を開発し、脅威の判定と対処の判断を支援する計画だ。

電子妨害と迎撃ドローンを組み合わせる

対処手段には、電子妨害などのソフトキルと、迎撃ドローンなどのハードキルを組み合わせる。Terra Droneは、これらを多層防御として開発する方針を示している。

迎撃ドローンには、高速飛行、自律航行、AI追尾などを活用する計画だ。センサー情報を受ける判断機能と、実際の対処を担う機体の双方が開発要素に含まれる。

施設ごとの安全条件を防護設計へ組み込む

民間施設向けのシステム設計は、施設ごとの地形、安全要件、運用条件に合わせる方針だ。防護の設計には、迎撃性能に加えて安全性と誤作動防止を組み込む。

運用面では、負荷の低減、既存警備体制との連携、保守性を重視する。Terra Droneは、これらを民間重要インフラ向け開発の方針として掲げている。

迎撃技術に民間の運航管理を接続する

開発の基礎には、防衛領域で開発する迎撃・自律飛行技術を使う。これに民間ドローン領域の運航管理、安全管理、点検の知見を組み合わせる計画だ。

空域管理には、UTM(無人航空機運航管理)の知見を活用する。Terra Droneは、重要インフラ事業者、センサー・レーダー企業、警備・セキュリティ企業、政府・規制当局などとの連携を進め、用途別の実証とシステム統合を推進する予定だ。