Technology

全身の動きを6個の無線センサーで捉えるモーション計測機器

この記事のポイント

  1. 実現したこと

    全身の動きを含む動画や動作データの制作機能を、装着センサーとスマートフォンで使う機器として製品化した。

  2. 実現の仕組み

    頭部、両手首、腰、両足首のセンサーをBluetoothで接続し、独自のアルゴリズムで動きを計測する。

  3. 得られた結果

    ソニーはモーション計測機器mocopiを税込49,500円で発売し、2023年1月下旬に販売を始める予定だ。

  4. 従来との違い

    身体に装着するセンサーは、電源やケーブルにつながず使う完全ワイヤレス構成になった。

屋外の広場で全身に6個のセンサーを装着した人物が立ち、その動きを映すアバターを手元のスマートフォンに表示しているイラスト。
AI生成画像

全身の動きを取得するモーション計測機器「mocopi」は、6個の無線センサーとスマートフォンで動作データやアバター動画を制作する。ソニーは屋外でも使える製品として、2023年1月下旬に発売する予定だ。

身体の6か所からスマートフォンへ動きを渡す

ソニーが開発したモーションキャプチャー機器mocopiは、人の動きをデータとして取得し、全身の動きを含むアバター動画の制作に使う。小型センサーと専用アプリを備えたスマートフォンだけで、この制作を行う仕様だ。

センサーは頭部、両手首、腰、両足首の計6か所に装着し、Bluetoothでスマートフォンへ接続する。モーション計測にはソニー独自のアルゴリズムを使い、6個のセンサーから得たデータを全身の動きの取得に利用する。

重さ8gのセンサーをケーブルなしで装着する

各センサーは直径32mm、厚さ11.6mm、重さ8gの小型部品で、付属のマジックテープ式バンドやクリップで身体に固定する。装着するセンサーは完全ワイヤレス型で、電源やケーブルへの接続を必要としない。

この無線構成について、ソニーはmocopiとスマートフォンがあれば屋外でもモーションデータを制作できるとしている。動きを取得する場所を、電源やケーブルの配置に縛られずに選べる仕様だ。

取得した動きをアバター動画と動作データへ書き出す

専用アプリは、装着センサーから取得したデータを使ってアバターを操作する。アバターには初期設定の素材だけでなく、外部からインポートしたデータも設定できる。

操作したアバターの動画は、アプリからmp4などの動画データとして書き出せる。モーションデータとしての書き出しにも対応し、制作した内容をスマートフォンに保存する。

リアルタイム入力を対応サービスとPC編集へつなぐ

取得する動きは、保存する動画やデータだけでなく、サービスへのリアルタイム入力にも使う。ソニーは、仮想空間で交流するサービスVRChatなどの対応サービスで、mocopiを使ってアバターをリアルタイムに操作できるとしている。

PC側への連携には、ソフトウェア開発キットであるSDKを12月15日から提供する予定だ。このSDKはモーションデータをPCでリアルタイムに受信し、3D開発ソフトウェアのUnityやMotionBuilderなどの対応ソフトウェアで、動きを即時確認しながら編集する機能を持つ。

2023年1月下旬に税込49,500円で発売

ソニーはmocopiを2023年1月下旬に発売する予定だ。ソニーストアでの販売価格は税込49,500円としている。