車輪を電動モーターだけで駆動するハイブリッド方式e-POWERの第3世代を搭載した小型クロスオーバー車キックスが、欧州へ導入される。日産は英国サンダーランド工場での生産を決定し、1億7000万ポンドを投資する。
欧州向け小型車の生産を英国へ割り当て
日産は、小型クロスオーバー車キックスの欧州導入に向け、英国サンダーランド工場へ生産を割り当てた。この車種の英国生産には1億7000万ポンドを投資する。
新たに生産する車両は、英国、欧州、トルコの顧客向けとなる予定だ。導入する駆動方式には、エンジンで電気をつくり、モーターで走るe-POWERを採用する。
エンジンは発電・充電、車輪はモーターで駆動
e-POWERでは、ガソリンエンジンの役割を発電と車載バッテリーの充電に限定する。車輪を駆動するのは電動モーターだけで、ガソリンを使う車両でも走行の駆動源はモーターとなる。
欧州向けキックスには、この方式の第3世代システムを搭載する予定だ。第3世代は2025年に導入されており、今回の計画はその駆動方式を欧州向けの小型クロスオーバー車へ展開するものとなる。
第3世代は燃費や排出量の改善へ再設計
日産は第3世代e-POWERについて、燃費、排出量、静粛性や滑らかさの改善に向けて全面的に再設計したとしている。欧州向けキックスは、この再設計済みのシステムを採用する予定だ。
既存のe-POWER生産拠点に10番目の車種を追加
第2世代キックスは日本、メキシコ、ブラジルで生産されている。今回、英国サンダーランド工場にも生産が割り当てられ、キックスはこの工場で生産することが決まった10番目の車種となった。
サンダーランド工場は、すでにクロスオーバー車Qashqaiのe-POWER仕様を生産している。キックスも、ハイブリッド車の生産を担っているこの拠点で製造する計画だ。