Technology

シネマカメラBURANO、手ブレ補正と露出調整を本体に統合

この記事のポイント

  1. 実現したこと

    シネマカメラBURANOは、PLレンズでの手持ち撮影に対応する光学式手ブレ補正を本体に搭載した。

  2. 実現の仕組み

    電子式可変NDフィルターユニットを薄型化し、光学式手ブレ補正と小型筐体に同時内蔵した。

  3. 得られた結果

    ソニーによると、電子式可変NDフィルターにより、被写界深度を変えずに露出を調整できる。

  4. 従来との違い

    本体はPLマウントアダプタ装着時で約2.9kgとなり、ソニーの比較ではシネマカメラVENICE 2より約33%軽量化した。

PLレンズを装着したシネマカメラを撮影者が手持ちで構えるイラスト。カメラ本体の概念的な切り欠きに薄型NDフィルターと撮像センサーが描かれ、露出調整と手ブレ補正の内蔵を表している。
AI生成画像

光学式手ブレ補正と、露出を調整する電子式可変NDフィルターが、小型シネマカメラBURANOの本体に組み込まれた。フィルターユニットの薄型化で両機構の同時内蔵を実現し、PLレンズでの手持ち撮影にも対応する。発売は2024年春を予定する。

可変NDの薄型化で手ブレ補正と同居

ソニーが開発したシネマカメラBURANOは、ボディ内蔵光学式手ブレ補正と電子式可変NDフィルターを小型筐体に同時搭載する。従来は同時搭載が難しかった両機構を収めるため、電子式可変NDフィルターユニットを薄型化した。

ソニーによると、新開発の補正機構と制御アルゴリズムは、PLマウントレンズを使った手持ちや歩きながらの撮影でも手ブレを補正する。露出側では、アイリスで被写界深度を決め、電子式可変NDフィルターで露出を調整することで、被写界深度を変えずに明るさを合わせることができる。

PLマウント装着時で本体約2.9kg

補正と露出制御を内蔵した本体の重量は、PLマウントアダプタ装着時で約2.9kgとなった。ソニーは、シネマカメラVENICE 2と比べて約33%軽量化したとしている。

撮影時に映像を確認する3.5型LCDモニターは、撮影スタイルに応じて向きを変更できる。本体の軽量化に加え、モニターの向きも撮影姿勢に合わせて調整できる構成だ。

マウントを外すとEマウントのAFに対応

PLレンズマウント部を取り外すと、カメラはEマウントレンズを使用できる。この構成では、対応する70本以上のレンズで、位相差検出とコントラスト検出を組み合わせるファストハイブリッドAFが利用できる。

Eマウントレンズ使用時には、AIを用いた人物の被写体認識AFにも対応する。レンズマウントの選択によって、利用できる自動フォーカス機能も変わる。

8.6Kセンサーの映像を本体で収録

撮像部には8.6Kの35mmフルフレームイメージセンサーを搭載する。記録は最大8632×4856画素の8K映像に対応し、8Kセンサーを使ったオーバーサンプリングによる4K映像記録も選択できる。

本体収録には、HEVCを用いて8K Intra記録に対応するビデオフォーマットXAVC Hと、ソニー独自の圧縮RAWフォーマットX-OCN LTを使用できる。ソニーは、この撮像・収録機能を備えたカメラを2024年春に発売する予定だ。