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ソニーの業務用4K画面、映り込みとコントラスト低下を抑制

この記事のポイント

  1. 実現したこと

    映り込みを減らしながらコントラスト低下を抑える表面処理が、業務用4Kディスプレイに採用された。

  2. 実現の仕組み

    画面のコーティングが、反射光を拡散する処理と反射光自体を減らす処理を組み合わせる。

  3. 得られた結果

    新シリーズの公表ヘイズ値は55〜75V型で47%、85V型で58%となっている。

  4. 従来との違い

    新シリーズには壁掛けアジャスターが同梱され、縦置き時に画面を中央へ合わせやすい構成になった。

明るい会議室の窓際に設置された大型ディスプレイ。画面には山と湖の風景が映り、窓の反射は鏡のような像ではなく淡く広がっている。
AI生成画像

業務用4KディスプレイBZ40Lシリーズが、反射光の拡散と反射量の低減を組み合わせた表面処理を新採用した。ソニーは、映り込みの低減とコントラスト低下の抑制を両立したとしており、7月に発売する予定だ。

反射光を拡散し、反射量も減らす表面処理

ソニーの業務用4KディスプレイBZ40Lシリーズは、表面処理のディープブラック・ノングレアコーティングを新たに採用した。ソニーは、これまで両立が難しかった映り込みの低減とコントラスト低下の抑制を同時に実現したとしている。

このコーティングでは、アンチグレア処理が反射光を拡散させる。そこに反射光自体を減らすローリフレクション処理を組み合わせ、映り込みと映像のコントラストに対応する。

ヘイズ値は55〜75V型で47%、85V型で58%

拡散の程度を示すヘイズ値は、全透過光に対する拡散光の割合を指す。ソニーは、この値が大きいほど映り込みが弱くなると説明している。

BZ40Lシリーズの公表値は55V型、65V型、75V型で47%、85V型で58%となっている。ソニーは、この表面処理を備えた画面を、窓のある会議室や照明の多い商業施設など、明るい場所での利用に適した製品としている。

映像信号の処理と広色域表示を組み合わせる

画面へ表示する映像は、4K高画質プロセッサーのHDR X1が信号を分析し、画像処理を行う。表示側には、広色域表示のトリルミナス プロも搭載する。

輝度も従来シリーズから引き上げられた。ソニーが公表した向上幅は、BZ40Hシリーズとの比較で最大約13%である。

縦置きの位置合わせと用途別の操作設定に対応

画面は横置き、縦置き、傾斜設置に対応し、背面には正しい設置方向を示すラベルを備える。新たに同梱する壁掛けアジャスターは、縦置き時に画面を中央へ合わせる作業を容易にする。

設置後の操作は、業務用途向けの設定機能であるプロモードで調整できる。会議室では信号検出による自動起動、サイネージでは本体キーやリモコンの使用制限を設定することができる。ソニーは55V型、65V型、75V型を7月14日、85V型を7月21日に発売する予定だ。