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ソニーの50mm F1.4単焦点レンズ、従来モデル比約33%軽量化

この記事のポイント

  1. 実現したこと

    発売予定の標準単焦点レンズは、AFで最短0.41mの近接撮影に対応する。

  2. 実現の仕組み

    2枚のXA非球面レンズと1枚のEDガラスを組み合わせ、解像性能とぼけ描写を両立しながら色収差を抑える。

  3. 得られた結果

    ソニーの測定では、AF速度が同スペックの従来モデルに対して最大1.9倍になった。

  4. 従来との違い

    50mm・開放F1.4のレンズが、同スペックの従来モデルより約33%軽い約516gになった。

明るい作業台に置かれた標準単焦点レンズと模式的な断面図。断面には複数の光学要素、円形絞り、上下のリニアモーターが描かれている。
AI生成画像

50mm・開放F1.4の標準単焦点レンズを、約516gの本体にまとめた。ソニーの「FE 50mm F1.4 GM」は、非球面レンズと特殊低分散ガラスによる光学系に、2基のリニアモーターによるAF駆動を組み合わせる。4月21日に発売予定だ。

50mm・開放F1.4を約516gの本体に収める

ソニーが発売する標準単焦点レンズ「FE 50mm F1.4 GM」は、35mmフルサイズ対応のEマウントレンズだ。焦点距離50mm、開放F値1.4という仕様を保ちながら、同スペックの従来モデル「Planar T* FE 50mm F1.4 ZA」に対して約33%軽量化したとしている。

本体の質量は約516gで、最大径は80.6mm、長さは96mm。フィルター径は67mmで、単焦点レンズの「FE 24mm F1.4 GM」「FE 35mm F1.4 GM」とNDフィルターや円偏光フィルターを共用することができる。

非球面レンズとEDガラスで描写を整える

光学系には、超高度非球面のXAレンズ2枚と、特殊低分散のEDガラス1枚を採用した。ソニーによると、XAレンズが画面中心から周辺部までの高い解像性能とぼけ描写を両立させ、EDガラスを用いた設計が色収差を抑えるという。

ぼけの描写には、設計・製造工程での球面収差の最適化と、11枚羽根の円形絞りも使う。ソニーは、この組み合わせでやわらかなぼけを実現したとしており、フレアやゴーストの抑制には「ナノARコーティング II」を採用している。

2基のリニアモーターでAFを高速化

フォーカス駆動には、2基のXDリニアモーターを搭載した。ソニーは、この駆動系によって静止画と動画の双方で高速・高精度・高追従かつ静粛なフォーカシングが可能だとしている。

AF速度は、ソニーの測定条件で従来の50mm F1.4モデルに対して最大1.9倍になった。AF時の最短撮影距離は0.41m、最大撮影倍率は0.16倍で、近接撮影にも対応する。

動画撮影での画角変動を光学設計で抑える

動画撮影では、ピントを動かす際の画角変動も描写に影響する。ソニーは、このフォーカスブリージングをレンズ設計によって抑制したとしている。

絞りの操作にはリングを備え、クリックのON/OFFを切り替えるスイッチとアイリスロックスイッチを搭載する。発売は4月21日を予定している。