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ソニーの携帯シアター、ステレオ音声を立体的に再配置

この記事のポイント

  1. 実現したこと

    携帯シアターHT-AX7は、スマートフォンなどとBluetoothで接続して音声を再生する。

  2. 実現の仕組み

    3つのスピーカーの音の波面を合成し、複数の仮想音源を生成する。

  3. 得られた結果

    ソニーが示すバッテリー駆動時間は、音場効果をオン、音量を約24とした条件で約30時間となる。

  4. 従来との違い

    フロントスピーカー上部に、取り外して配置できるワイヤレスリアスピーカー2台を載せる新形状を採用した。

明るいリビングで、座った人を囲むように幅広の前方スピーカー1台と左右のリアスピーカー2台を配置し、3台から広がる音波で立体的な音場を表したイラスト。
AI生成画像

ステレオ音声から音源を抽出し、立体的に再配置する処理を、持ち運べる3台のスピーカーに組み込んだ。ソニーのポータブルシアターシステムHT-AX7は、脱着式のリアスピーカーと内蔵バッテリーで、家の中の設置場所を変えながら使う構成を採用する。

ステレオ音声を分析し、音源を分離する

ポータブルシアターシステムHT-AX7は、タブレットやスマートフォン、プロジェクターなどからBluetoothで音声を受け取る。入力された音声は、独自のアップミキサーがリアルタイムで分析し、音源の定位に応じて分離・抽出する。

ソニーによると、抽出した音源は立体音響技術360 Spatial Sound Mappingで立体的に再配置する。この処理によって、ストリーミングサービスなどの2chステレオ音声でもサラウンドサウンドを提供するという。

3台の波面を合成して仮想音源をつくる

360 Spatial Sound Mappingは、3つのスピーカーから出る音の波面を合成する。合成によって複数のファントムスピーカー、つまり仮想音源を生成し、視聴者を取り囲む音場をつくる。

立体音響を使う際は、サウンドフィールドのエフェクトをオンにし、スピーカーを自分の周囲に配置する。ソニーは、この配置で天井にスピーカーを取り付けることなく立体音響を楽しめるとしている。

リア2台を取り外し、バッテリーで配置を変える

音場をつくる3台は、幅約30cmのフロントスピーカーと、ワイヤレスリアスピーカー2台で構成する。リアスピーカーはフロントスピーカー上部から取り外せるため、持ち運ぶ際の形状から、視聴者の周囲に分けて置く配置へ切り替えられる。

フロントとリアの双方にバッテリーを内蔵し、家の中で持ち運んで自由なレイアウトで設置できる。ソニーが示す駆動時間は、サウンドフィールドのエフェクトをオン、音量を約24とした条件で約30時間で、音量や再生楽曲、周囲の温度などによって変わる。

音場効果を切り、部屋全体へ音を届ける

3台の配置は、視聴者を囲む使い方に加え、部屋の隅に分散させる使い方にも対応する。ソニーは、サウンドフィールドのエフェクトをオフにすると、広い指向性を持つリアスピーカーを利用して部屋全体に音を届けられるとしている。

HT-AX7の発売は2023年7月21日を予定する。価格はオープン価格となる。