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ソニーの24〜70mm標準ズーム、先代比約20%軽量化

この記事のポイント

  1. 実現したこと

    新型標準ズームは、広角端0.21m、望遠端0.30mまで近づいて撮影できる仕様を備える。

  2. 実現の仕組み

    4基のXDリニアモーターと、二つのフォーカスレンズ群を動かす機構を組み合わせてピントを合わせる。

  3. 得られた結果

    ソニーは、ズーム中のAF追従性能が先代のFE 24-70mm F2.8 GM比で約2倍向上したとしている。

  4. 従来との違い

    24〜70mmの全域で開放F2.8を維持しながら、先代比約20%軽い約695gに小型軽量化した。

明るい作業台に置かれた標準ズームレンズが白い花に向けられ、周囲に二群フォーカスと4基の駆動を示す模式的な記号が描かれた編集イラスト。
AI生成画像

24〜70mmの全域で開放F2.8を維持する標準ズームレンズが、先代比約20%軽い約695gになった。FE 24-70mm F2.8 GM IIは光学系とフォーカス駆動を更新し、ソニーはズーム中のAF追従性能も約2倍向上したとしている。

開放F2.8を維持し、質量と体積を削減

ソニーの標準ズームレンズ「FE 24-70mm F2.8 GM II」は、35mmフルサイズの撮像素子に対応するEマウント用レンズだ。焦点距離24〜70mmの全域で開放F2.8を維持する。

質量は約695gで、先代の「FE 24-70mm F2.8 GM」より約20%軽い。体積も約18%小さくなり、同じ焦点距離と開放F値を備える標準ズームを、より小型軽量な本体に収めた。

非球面レンズと低分散ガラスで収差を抑える

光学系には、超高度非球面レンズであるXAレンズ2枚を含む、計5枚の非球面レンズを配置した。ソニーは、EDガラス2枚とスーパーEDガラス2枚も組み合わせ、色収差、非点収差、歪曲収差、コマ収差を抑えるとしている。

逆光時のゴーストやフレアには、レンズ全面に均一な薄膜を施すナノARコーティングIIで対処する。ぼけ描写には新開発の11枚羽根の円形絞りを用い、ソニーは球面収差の最適化とXAレンズの面精度管理を合わせて、ズーム全域で滑らかなぼけを実現するとしている。

二つのレンズ群を動かし、近接撮影とAF追従に対応

ピント合わせには、二つのフォーカスレンズ群を動かすフローティングフォーカス機構と、4基のXDリニアモーターを組み合わせる。この機構による最短撮影距離は広角端で0.21m、望遠端で0.30mとなり、最大撮影倍率は0.32倍に達する。

ソニーは、この駆動系に高度なレンズ制御を組み合わせ、動く被写体への追従性能を高めたとしている。ズーム中のAF追従性能は先代比で約2倍という。

動画の画角変動と駆動音を抑え、絞り操作も追加

動画撮影では、ピントを移す際の画角変動であるフォーカスブリージングを、レンズ設計によって抑える。ソニーは、XDリニアモーターと新開発の絞りユニットにより、撮影中の駆動音や振動も抑えるとしている。

絞り操作には、Eマウント標準ズームレンズとして初めて、絞りリング、クリック切り替えスイッチ、アイリスロックスイッチを搭載する。発売は2022年夏を予定しており、具体的な発売日は未確定だ。