幅15.2mの曲面LED壁と天井LEDパネルを備えた常設撮影スタジオが整った。映像の表示に加え、天井からの環境光で被写体への映り込みも表現する。ソニーPCLの制作拠点「清澄白河BASE」は2月1日に開設予定だ。
幅15.2mの曲面LED壁で映像を表示する
映像制作会社のソニーPCLが整備した制作拠点「清澄白河BASE」は、LEDディスプレイを撮影に使うバーチャルプロダクションの常設スタジオを備える。壁面にはソニーのLEDディスプレイCrystal LED Bシリーズを曲面状に配置し、幅15.2m、高さ5.4mの表示面を設けた。解像度は9,600×3,456ピクセル、LED画素ピッチは1.58mmである。
ソニーPCLは、表示面の低反射コーティングが照明の反射を抑え、広い視野角とともに自由なカメラワークでの撮影を可能にするとしている。この設備は、1月24日時点でソニーのCrystal LEDを導入した国内のバーチャルプロダクションとして初の常設スタジオだという。
天井のLEDが被写体への映り込みをつくる
壁面の映像表示に加え、天井には縦横7mのLEDパネルを設置した。天井パネルの解像度は1,008×1,008ピクセルである。ソニーPCLは、このパネルを環境光として使い、被写体への自然でリアルな映り込みを表現するとしている。
表示系と撮影系の色再現を組み合わせる
表示と環境光を備えた撮影空間には、ソニーのデジタルシネマカメラVENICEを設置した。このカメラは高解像・広色域に対応し、幅広い輝度条件で階調を表現する。ソニーPCLは、Crystal LEDとの組み合わせが色再現と階調表現で高い親和性を持ち、編集作業を軽減するとしている。
車両を乗り入れられる撮影空間を2月に開設
スタジオの床面積は約760㎡で、車両撮影に対応する。自走式駐車場からスタジオへ車両を乗り入れることができる。これらの設備を備えた制作拠点は、東京都江東区で2月1日に開設予定だ。