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距離を測って仮想音源をつくる新型リアスピーカー

この記事のポイント

  1. 実現したこと

    既発売のサウンドバーHT-A7000と組み合わせて立体音響を再生するリアスピーカーSA-RS5の発売が決まった。

  2. 実現の仕組み

    内蔵マイクと測定波で設置距離を測り、位置情報に合わせて音波を重ね、複数の仮想音源を生成する。

  3. 得られた結果

    ソニーが示す内蔵バッテリーでの再生時間は満充電で最大10時間で、温度や使用状況によって異なる。

  4. 従来との違い

    リアスピーカーにバッテリーを内蔵し、電源への常時接続を要しない構成を採用した。

ソファの左右後方に置かれたリアスピーカーからの音波が室内で重なり、天井反射も使って仮想音源をつくる様子を描いた編集イラスト。
AI生成画像

新型リアスピーカーSA-RS5は、サウンドバーと組み合わせてスピーカー間や天井までの距離を測り、音波の重ね合わせで仮想音源をつくる。天井反射を使うスピーカーと内蔵バッテリーも備え、移動後にはボタン操作で音場を調整できる。

測った位置情報を仮想音源の生成に使う

ソニーによると、リアスピーカーSA-RS5と既発売のサウンドバーHT-A7000は、内蔵マイクと測定波を使ってスピーカー間や天井までの距離を自動計測する。この組み合わせで360立体音響を利用するには、サウンドバーを最新のソフトウェアへ更新する必要がある。

計測した位置情報は、ソニーの立体音響技術360 Spatial Sound Mappingが音場をつくるために使う。各スピーカーからの音波を重ね合わせ、実際のスピーカーとは別の位置に音源があるように聞こえる「ファントムスピーカー」を複数生成する仕組みだ。

本体上部のスピーカーが天井反射を利用

仮想音源をつくる音響処理に加え、リアスピーカー本体も高さ方向の音場に対応する。ソニーによると、本体上部のイネーブルドスピーカーは天井で反射した音を利用し、立体的な音場を形成する。

前面にはトゥイーターとウーファーを配置している。両側面には低音を増強するパッシブラジエーターを搭載し、上部、前面、側面で異なる音響上の役割を持たせた構成になっている。

バッテリー駆動で電源につながず再生

このリアスピーカーはバッテリーを内蔵し、電源に接続せず使用できる。設置場所を選ぶ際に、電源への常時接続を必要としない。

ソニーが示す満充電時の再生時間は最大10時間で、周囲の温度や使用状況によって異なる。急速充電にも対応し、10分の充電で最大90分使用できるとしている。

移動後はボタン操作で音場を再調整

リアスピーカーを移動して設置した場合は、本体天面のオプティマイズボタンを押すことで音場を最適化できる。バッテリーで設置の自由度を確保する構成に、移動後の音場調整を組み合わせている。ソニーはSA-RS5を5月21日に発売する予定だ。