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ソニーの新型サウンドバー、本体だけで仮想スピーカーを生成

この記事のポイント

  1. 実現したこと

    ソニーのサウンドバーHT-A9000とHT-A8000が、本体だけで仮想スピーカーを生成する立体音響技術に対応した。

  2. 実現の仕組み

    入力音声をリアルタイムで分析し、音源の定位に応じて分離・抽出した音を立体的に再配置する。

  3. 得られた結果

    ソニーが示した筐体体積は、HT-A9000がHT-A7000比で約36%、HT-A8000がHT-A5000比で約30%小さくなった。

  4. 従来との違い

    両機種のスピーカー構成には、新たに水平方向へ音を広げるサイドスピーカーが加わった。

木製コンソール上のサウンドバーから音の波が左右へ広がり、リビングの視聴空間に仮想音源の位置を示す光点が浮かぶイラスト。
AI生成画像

サウンドバーHT-A9000とHT-A8000は、本体のスピーカーだけで空間に仮想スピーカーを生成する構成になった。ソニーは、ステレオ音声から抽出した音源も立体的に再配置できるとしている。両機種は6月1日に発売する。

ステレオ音声を分離し、立体的に再配置する

ソニーのサウンドバーHT-A9000とHT-A8000は、サウンドフィールド機能で2chのステレオ音声を立体音響化する。処理を担うアップミキサーは、入力音声をリアルタイムで分析し、音源の定位に応じて音を分離・抽出する。

抽出した音源は、立体音響技術の360 Spatial Sound Mappingによって立体的に再配置される。ソニーは、この処理でコンテンツ配信サービスやテレビ番組のステレオ音声も立体音響として楽しめるとしている。

本体だけで仮想音源をつくり、リアスピーカーで後方へ広げる

再配置を担う360 Spatial Sound Mappingは、空間に複数のファントムスピーカー、つまり仮想スピーカーを生成する技術だ。新型の2機種は、本体に内蔵したスピーカーだけでこの技術に対応した。

ソニーによると、別売りの専用リアスピーカーを組み合わせれば、視聴者の後方にも仮想スピーカーの音源を配置できるという。本体だけの構成に加え、リアスピーカーを使って後方へ音源を配置する構成も選べる。

天井までの距離と視聴位置を音場生成に反映する

音場を生成するため、内蔵の計測用マイクと測距音が天井までの距離を計測する。別売りのリアスピーカーを使う場合には、スピーカー間の距離も計測対象になる。

この距離計測に加えて、新たに視聴位置に合わせた最適化にも対応した。視聴位置に合わせる操作には、スマートフォン用コントロールアプリのBRAVIA Connectを使用する。

サイドスピーカーを追加し、筐体体積を縮小する

音を出す側の構成も変わった。フロントスピーカーはトゥイーターとウーファーの2ウェイ構造を採用し、新たにサイドスピーカーが加わった。ソニーは、サイドスピーカーが水平方向への自然な音の広がりを可能にすると説明している。

内蔵するスピーカーユニットは、HT-A9000が13基、HT-A8000が11基となる。ソニーが示した筐体体積の比較では、前者はHT-A7000比で約36%、後者はHT-A5000比で約30%小型化した。両機種は2024年6月1日に発売する。