接続したスピーカーの配置を三次元で測り、仮想スピーカーを生成する立体音響処理が、7.2ch AVレシーバー「STR-AN1000」に搭載された。実際の配置に応じて音場をつくる構成で、ソニーは3月18日に発売する。
三次元の位置情報から仮想スピーカーを生成
ソニーのAVレシーバーSTR-AN1000は、立体音響技術「360 Spatial Sound Mapping」を搭載する。ソニーのAVレシーバーでは初の採用で、自動音場補正技術「D.C.A.C. IX」が接続したスピーカーの配置を三次元で測定する。
測定で得た位置情報を使い、音響処理がより広い位置に複数のファントムスピーカー、つまり仮想スピーカーを生成する。ソニーは、この処理によってリビング全体を音で満たすような広大な音場を創り出すとしている。利用には、自動音場補正による測定と補正の設定が必要になる。
リアスピーカー1組と低音用スピーカー最大2台を無線接続
音場を構成するスピーカーには、対応するワイヤレス製品を組み込むことができる。リアスピーカーは「SA-RS5」または「SA-RS3S」を1組接続でき、レシーバーからのスピーカーケーブルの配線が不要になる。
低音を担うワイヤレスサブウーファーは「SA-SW5」と「SA-SW3」に対応する。同じ機種を使う場合は最大2台を接続でき、こちらもスピーカーケーブルを配線せずに組み合わせることができる。
テレビとセンタースピーカーを組み合わせて発音
画面付近の音には、テレビのスピーカーを加える構成も用意した。「アコースティックセンターシンク」は、対応するソニーのテレビ「ブラビア」のスピーカーと、レシーバーにつないだセンタースピーカーを組み合わせて音を出す。
ソニーは、センタースピーカーに加えてテレビからも音を出すことで、映像と音の定位感が向上するとしている。この機能を使うには、HDMIケーブルと別売りのステレオミニジャックケーブルで接続する必要がある。
8K/60Hzと4K/120Hzの入力は2系統
音響機器をまとめるレシーバーは、高解像度・高フレームレートの映像入力にも対応する。8K/60Hzと4K/120Hzの入力を受け付ける端子は2系統で、すべての入力端子が対応する構成ではない。
ゲーム向けの機能としてはVRRとALLMにも対応する。STR-AN1000の発売は3月18日を予定している。