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距離を測って仮想音源をつくるサウンドバー2機種

この記事のポイント

  1. 実現したこと

    専用リアスピーカーと組み合わせて仮想音源をつくる新型サウンドバー2機種が、発売前の展示に入った。

  2. 実現の仕組み

    内蔵マイクで計測した距離を使い、サウンドバーとリアスピーカーの音の波面を合成する。

  3. 得られた結果

    ソニーは、対応テレビをセンタースピーカーとして駆動し、映像と音の定位感を向上させるとしている。

  4. 従来との違い

    立体音響技術360 Spatial Sound Mappingの搭載機種に、5.1.2chと3.1chの新型サウンドバーが加わった。

テレビ前のサウンドバーと部屋の後方に置かれた2台のリアスピーカーから青い音波が広がり、実物のスピーカーがない位置に複数の仮想音源を示す光点が浮かぶ編集イラスト。
AI生成画像

距離計測をもとに音の波面を合成する立体音響技術が、サウンドバーHT-A5000とHT-A3000に搭載された。別売の専用リアスピーカーと組み合わせて、実物のスピーカーがない位置にも仮想音源をつくる構成だ。発売はそれぞれ10月22日、9月10日を予定する。

距離計測から仮想音源を生成する

ソニーの新型サウンドバーHT-A5000とHT-A3000は、立体音響技術「360 Spatial Sound Mapping」を搭載する。この機能の利用には、別売の専用リアスピーカーSA-RS5またはSA-RS3Sが必要になる。

ソニーによると、内蔵マイクで計測した距離の情報を使い、サウンドバーとリアスピーカーから出る音の波面を合成するという。この合成によって、実物のスピーカーがない位置から音が聞こえるファントムスピーカー、つまり仮想音源を複数生成し、音場を広げる。

接続するリアスピーカーで計測範囲が変わる

音場の生成に使う距離情報は、機種と接続構成によって異なる。HT-A3000はSA-RS3Sとの接続時にサウンドバーとスピーカー間の距離を測り、SA-RS5との接続時には天井までの距離も自動計測する。

HT-A5000は、リアスピーカーを接続していない状態でも壁や天井までの距離を自動計測する。ただし、この単体での計測機能と、専用リアスピーカーを必要とする360 Spatial Sound Mappingの利用条件は区別される。

5.1.2chは反射音、3.1chは前方の音響処理を組み合わせる

5.1.2ch構成のHT-A5000は、天井へ音を向けて反射させるイネーブルドスピーカーを備える。ソニーは、この反射音と高さ方向のバーチャルサラウンド技術「Vertical Surround Engine」を組み合わせて、高さのある音を表現するとしている。横方向には、壁反射を使うビームトゥイーターと、前方のスピーカーでサラウンド音場を再現する「S-Force PRO フロントサラウンド」を連携させる。

3.1ch構成のHT-A3000は、3基のフロントスピーカーとデュアルサブウーファーに、スピーカーユニット「X-Balanced Speaker Unit」を採用する。ソニーによると、この構成でもVertical Surround EngineとS-Force PRO フロントサラウンドによって、バースピーカー単体でサラウンド音場を再現するという。

テレビのスピーカーを画面側の音源に加える

両機種は、ソニーのテレビ「ブラビア」の対応機種と接続し、テレビのスピーカーをセンタースピーカーとして駆動する「アコースティックセンターシンク」も搭載する。ソニーは、サウンドバーの音に画面から音が出ているような表現を加えることで、映像と音の定位感を向上させるとしている。

2機種は8月23日から、ソニーストアの銀座、札幌、名古屋、大阪、福岡天神で先行展示されている。HT-A3000は9月10日、HT-A5000は10月22日に発売予定だ。