4K液晶テレビX95Lは、フレームを振動させて高音を出す構造を採用した。ソニーは、画面裏から音を回り込ませず前方へ届けることで、声の明瞭さや音の定位感が向上するとしている。映像側ではノイズや動きのブレを抑える処理も加わる。
高音の発音部をフレーム裏へ移す
ソニーの4K液晶テレビX95Lは、高音用の発音部であるトゥイーターを、従来の画面裏からフレーム裏へ移した。新開発のフレームトゥイーターは、テレビのフレーム自体を振動させて高音域の音を出す。
ソニーは、この構造により高音が画面裏から回り込まず、前方へ直接届くとしている。音の広がりに加え、声の明瞭さや音の位置を感じ取る定位感も向上するという。
外部音響機器と接続してテレビをセンタースピーカーにする
X95Lには、外部の音響機器と組み合わせてテレビのスピーカーをセンタースピーカーとして駆動する「アコースティックセンターシンク」も搭載される。この機能では、接続したホームシアターシステムやサウンドバーとともに、テレビ側のスピーカーを使うことができる。
接続に対応するのは、ソニーのホームシアターシステムHT-A9と、サウンドバーHT-A7000、HT-A5000、HT-A3000だ。センタースピーカーとしての駆動は、これらの対応機器との接続が条件になる。
映像を分割・解析し、動く箇所のブレを抑える
映像側では、映像・音声処理プロセッサーXRに新しい映像処理機能「XR クリアイメージ」を組み込む。ノイズの低減には、映像のゾーン分割とフレーム解析を用いる。
動きのブレに対しては、映像内で動いている箇所を識別し、該当する区分を処理する。ソニーは、この処理によって放送やネット動画のノイズ、速い動きのブレを抑制するとしている。
バックライトの分割数を前年モデル比で最大20%増やす
X95LのMini LEDバックライトは、制御技術「XR バックライト マスタードライブ」で駆動する。ソニーが示した2022年発売のX95Kシリーズとの比較では、LEDバックライトの分割数は最大20%増加し、ピーク輝度は最大30%向上する。
これらの変更を採用するX95Lは、65V型、75V型、85V型の3サイズを展開する。発売は5月20日を予定している。