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ソニーの新型液晶テレビ、フレームを振動させて高音を前方へ

この記事のポイント

  1. 実現したこと

    4K液晶テレビX95Lは、フレーム自体を振動させて高音を出す発音機構を搭載した。

  2. 実現の仕組み

    映像処理はゾーン分割とフレーム解析でノイズを減らし、動く箇所を識別してブレを抑える。

  3. 得られた結果

    ソニーは、X95Lのピーク輝度が前年モデルX95K比で最大30%向上するとしている。

  4. 従来との違い

    高音用トゥイーターの搭載位置を、従来の画面裏からフレーム裏へ変更した。

明るい居室に置かれた液晶テレビ。画面のフレームから前方へ半透明の音波が広がり、画面には一部が鮮明な風景映像が映っている。
AI生成画像

4K液晶テレビX95Lは、フレームを振動させて高音を出す構造を採用した。ソニーは、画面裏から音を回り込ませず前方へ届けることで、声の明瞭さや音の定位感が向上するとしている。映像側ではノイズや動きのブレを抑える処理も加わる。

高音の発音部をフレーム裏へ移す

ソニーの4K液晶テレビX95Lは、高音用の発音部であるトゥイーターを、従来の画面裏からフレーム裏へ移した。新開発のフレームトゥイーターは、テレビのフレーム自体を振動させて高音域の音を出す。

ソニーは、この構造により高音が画面裏から回り込まず、前方へ直接届くとしている。音の広がりに加え、声の明瞭さや音の位置を感じ取る定位感も向上するという。

外部音響機器と接続してテレビをセンタースピーカーにする

X95Lには、外部の音響機器と組み合わせてテレビのスピーカーをセンタースピーカーとして駆動する「アコースティックセンターシンク」も搭載される。この機能では、接続したホームシアターシステムやサウンドバーとともに、テレビ側のスピーカーを使うことができる。

接続に対応するのは、ソニーのホームシアターシステムHT-A9と、サウンドバーHT-A7000、HT-A5000、HT-A3000だ。センタースピーカーとしての駆動は、これらの対応機器との接続が条件になる。

映像を分割・解析し、動く箇所のブレを抑える

映像側では、映像・音声処理プロセッサーXRに新しい映像処理機能「XR クリアイメージ」を組み込む。ノイズの低減には、映像のゾーン分割とフレーム解析を用いる。

動きのブレに対しては、映像内で動いている箇所を識別し、該当する区分を処理する。ソニーは、この処理によって放送やネット動画のノイズ、速い動きのブレを抑制するとしている。

バックライトの分割数を前年モデル比で最大20%増やす

X95LのMini LEDバックライトは、制御技術「XR バックライト マスタードライブ」で駆動する。ソニーが示した2022年発売のX95Kシリーズとの比較では、LEDバックライトの分割数は最大20%増加し、ピーク輝度は最大30%向上する。

これらの変更を採用するX95Lは、65V型、75V型、85V型の3サイズを展開する。発売は5月20日を予定している。