小型SAR衛星StriXの11機目が目標軌道に到達し、Synspectiveの地球観測用の衛星群に加わった。夜間や雲のある条件でも地表を捉える方式の衛星で、サービス開始前には数カ月かけて観測能力を検証する。
Electronで打ち上げた11機目が目標軌道へ
SAR衛星の開発・運用を手掛けるSynspectiveによると、小型地球観測衛星StriXの11機目が目標軌道に到達した。新しい衛星は、拡充を進める衛星群に加わった。
打ち上げには宇宙輸送企業Rocket LabのElectronロケットを使用した。9月2日12時01分(UTC)、ニュージーランドのマヒア半島にある発射施設Launch Complex 1から打ち上げられた。
マイクロ波の反射で夜間の地表も捉える
StriXが採用するSAR(合成開口レーダー)は、地表へマイクロ波を照射し、戻ってくる反射波を捉えて画像を取得する。Synspectiveが説明するこの観測方式は、夜間にも地表を捉えることができ、雲や雨の影響も受けにくい。
衛星の運用から災害時の画像・解析提供まで
SynspectiveはStriXシリーズの開発・運用から、SARデータと解析ソリューションの販売までを手掛ける。この観測・解析の事業では、地震、洪水、地滑りなどの自然災害に際して衛星画像と解析データを提供してきた。
サービス開始前に数カ月の観測能力検証
今回軌道に投入した11機目について、Synspectiveは数カ月かけて試験と運用準備を行う予定だ。その工程で衛星の観測能力を検証してから、サービスへ投入する。