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沸騰水型原子炉の新燃料、燃料棒の配列を9行9列から10行10列へ

この記事のポイント

  1. 実現したこと

    沸騰水型軽水炉向けの燃料集合体NX1型を、東芝と原子燃料工業が共同開発した。

  2. 実現の仕組み

    高性能スペーサと改良合金の被覆管材料を採用し、東芝は安全性・信頼性の向上を期待している。

  3. 得られた結果

    NX1型燃料集合体は、原子力規制委員会への設計の型式証明申請に進んだ。

  4. 従来との違い

    燃料棒の配列を従来の9行9列から10行10列に変更した。

沸騰水型軽水炉向けの新しい燃料集合体NX1型は、燃料棒を従来の9行9列から10行10列に配列し、スペーサと被覆管材料も更新した。ウラン重量と取出燃焼度を高めた設計で、東芝は原子力規制委員会に設計の型式証明を申請した。

燃料棒の配列を10行10列へ変更

沸騰水型軽水炉向け燃料集合体のNX1型は、東芝と、その100%子会社である原子燃料工業が共同開発した。燃料棒の配列は従来の9行9列から10行10列に変更され、集合体内部の構成が更新された。

スペーサと被覆管材料も更新

配列を変更した燃料集合体には、高性能スペーサと、改良合金からなる被覆管材料を採用した。東芝は、これらの部材の採用や配列変更などにより、安全性・信頼性のさらなる向上を期待している。

ウラン重量と取出燃焼度を高める設計

NX1型は、燃料集合体1体あたりのウラン重量を増やし、取出燃焼度も高めた設計である。東芝は、この二つの変更が使用済燃料の発生量の低減に寄与するとしている。

型式証明を申請、3種類の炉型を対象に

東芝は9月18日、NX1型について原子炉等規制法に基づく「発電用原子炉施設に係る特定機器の設計の型式証明」を原子力規制委員会に申請した。対象の燃料は、沸騰水型原子炉(BWR)、改良型沸騰水型原子炉(ABWR)、革新軽水炉(iBR)の炉心に500~900体程度装荷する構成としている。