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映像伝送制御ソフトに独立システム間のリソース連携を追加

この記事のポイント

  1. 実現したこと

    ソニーによると、中継車のリソースを放送局側のIP設備へ割り当てることが可能になった。

  2. 実現の仕組み

    映像伝送制御ソフトウェアVideoIPathは、SDN技術でネットワークの経路制御を一元管理する。

  3. 得られた結果

    ソニーは、一部のシステムが停止しても、独立した他のVideoIPathで稼働を継続できるとしている。

  4. 従来との違い

    VideoIPathにFederation機能が追加され、連携の範囲が複数の独立したシステム間へ広がった。

中継車内の機材ラックと放送施設のIP機材ラックを、信号リソースの連携を示す色帯で結んだ編集イラスト。
AI生成画像

映像伝送制御ソフトウェアVideoIPathに、独立したシステム間で信号リソースをやりとりするFederation機能が加わった。ソニーによると、中継車のリソースを放送局側のIP設備へ割り当てることが可能になった。各拠点のシステムは自律して稼働する。

施設内の設備とクラウドを組み合わせるライブ制作

ソニーは、IPベースの映像制作基盤「IP Liveプロダクションシステム」の枠組みを広げ、ライブ制作基盤「Networked Live」を発表した。施設内に置くオンプレミスの設備とクラウドのサービスを組み合わせる構成を採る。

この制作基盤を構成するサービスには、ソニーのグループ会社Nevionが提供する映像伝送制御ソフトウェア「VideoIPath」が含まれる。メディアネットワーク用のSDNコントローラーとして、制作に使う信号の伝送経路を管理する。

伝送経路を画面で可視化して一元管理

VideoIPathは、ネットワークの経路制御をソフトウェアで一元管理するSDN技術を用いる。ソニーによると、ネットワークの規模や経路制御をUIで可視化し、画面上で一元管理することができる。

中継車のリソースを放送局のIP設備へ割り当てる

伝送を管理するソフトウェアには、2022年8月のアップデートで「Federation」機能が追加された。複数の独立したシステム間で信号リソースをやりとりするための連携機能だ。

ソニーによると、この機能を使えば、中継車のリソースを放送局側のIP設備へ割り当てることが可能になった。独立したシステムをまたぐ信号リソースの利用を、制作設備の連携に使うことができる。

拠点の自律稼働を保ったままシステムを連携

連携する各拠点のシステムは、自律して稼働する構成を保つ。ソニーは、システムの一部が停止した場合でも、独立した他のVideoIPathで稼働を継続することができるとしている。