映像伝送制御ソフトウェアVideoIPathに、独立したシステム間で信号リソースをやりとりするFederation機能が加わった。ソニーによると、中継車のリソースを放送局側のIP設備へ割り当てることが可能になった。各拠点のシステムは自律して稼働する。
施設内の設備とクラウドを組み合わせるライブ制作
ソニーは、IPベースの映像制作基盤「IP Liveプロダクションシステム」の枠組みを広げ、ライブ制作基盤「Networked Live」を発表した。施設内に置くオンプレミスの設備とクラウドのサービスを組み合わせる構成を採る。
この制作基盤を構成するサービスには、ソニーのグループ会社Nevionが提供する映像伝送制御ソフトウェア「VideoIPath」が含まれる。メディアネットワーク用のSDNコントローラーとして、制作に使う信号の伝送経路を管理する。
伝送経路を画面で可視化して一元管理
VideoIPathは、ネットワークの経路制御をソフトウェアで一元管理するSDN技術を用いる。ソニーによると、ネットワークの規模や経路制御をUIで可視化し、画面上で一元管理することができる。
中継車のリソースを放送局のIP設備へ割り当てる
伝送を管理するソフトウェアには、2022年8月のアップデートで「Federation」機能が追加された。複数の独立したシステム間で信号リソースをやりとりするための連携機能だ。
ソニーによると、この機能を使えば、中継車のリソースを放送局側のIP設備へ割り当てることが可能になった。独立したシステムをまたぐ信号リソースの利用を、制作設備の連携に使うことができる。
拠点の自律稼働を保ったままシステムを連携
連携する各拠点のシステムは、自律して稼働する構成を保つ。ソニーは、システムの一部が停止した場合でも、独立した他のVideoIPathで稼働を継続することができるとしている。