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2Uサーバー1台に約9.8 PBのSSDストレージを集約

この記事のポイント

  1. 実現したこと

    2Uサーバー1台で約9.8 PBのフラッシュストレージを構成できるようになった。

  2. 実現の仕組み

    245.76 TBのE3.L型SSDを40台搭載し、1台当たりの容量を積み上げる。

  3. 得られた結果

    キオクシアの消費電力比較では、30.72 TB品を使う同容量構成は新構成の8倍となる。

  4. 従来との違い

    同容量に必要な構成は、30.72 TB品の320台・サーバー8台から、245.76 TB品の40台・サーバー1台へ集約された。

ラック内の2Uサーバーを開いた構図で、内部に多数のSSDが並び、青いケーブルで隣のGPUサーバーにつながっている編集イラスト。
AI生成画像

245.76 TBのSSDを40台搭載し、2Uサーバー1台に約9.8 PBのフラッシュストレージを収める構成が登場した。キオクシアとDell Technologiesが組み合わせた大容量SSDとサーバーにより、同容量を確保するための機器台数を減らす。

245.76 TB品を使えるE3.L型を40台搭載

容量を担うのは、企業向けNVMe SSDのKIOXIA LC9 Seriesだ。今回の構成には、245.76 TBのE3.L型を40台搭載する。SSDはPCIe 5.0に対応する。

245.76 TB品を選べるのはE3.L型に限られる。LC9には2.5インチ型とE3.S型もあるが、この2種類の最大容量は122.88 TBであり、今回の容量を構成するには形状の選択も条件となる。

40台の容量を2Uの空冷サーバーへ収める

キオクシアとDell Technologiesは、これらのSSDをサーバー製品のPowerEdge R7725xdに組み込み、2Uで約9.8 PBを構成した。サーバーはAMD EPYCプロセッサーを搭載し、ストレージ構成を空冷で支える。

約9.8 PBは搭載SSDの公称容量を合計した値だ。キオクシアの容量表記はTBを10の12乗バイト、PBを10の15乗バイトとするため、245.76 TBを40台分合計すると9.8304 PBになる。

400 Gbpsの接続でGPUサーバー側とデータを受け渡す

大容量の保存先となるサーバーは、400 Gbpsのネットワークインターフェースカードを最大5枚サポートする。ストレージ容量に加え、データを取り込み、別の処理基盤へ渡すためのネットワーク接続も備える。

キオクシアとDell Technologiesは、この構成をGPU搭載サーバーと組み合わせる用途に位置付けている。ストレージ側がAIのデータ管理を担い、GPU側のモデル学習を支える構成である。

30.72 TB品との比較でサーバー7台分を削減

キオクシアの比較では、30.72 TBのSSDで同程度の容量を確保するには、新構成よりサーバーが7台、SSDが280台多く必要になる。新構成のサーバー1台・SSD40台に対し、比較構成はサーバー8台・SSD320台となり、同容量に必要な機器台数とラック占有を減らす。

機器台数の差は消費電力の比較にもつながる。キオクシアが30.72 TBのLC9 SSDとサーバーの消費電力を用いて比較した結果では、同容量の比較構成の消費電力は新構成の8倍となる。