業務用AIアシスタント「Amazon Quick」に、エネルギー・公益事業向けの既成ワークフローが加わった。AWSによると、パートナーの接続機能で顧客データと業務の文脈をつなぎ、保守手配や停電対応、記録更新を支援する。
送電網計画や資産管理を既成ワークフローで扱う
クラウドサービスを提供するAWSは、業務用AIアシスタントAmazon Quickに、エネルギー・公益事業向けの既成ワークフローを追加した。対象業務に合わせた処理をあらかじめ用意し、利用者が独自に開発せずに情報や操作へアクセスできるようにする。
AWSが挙げる対象には、送電網計画、資産管理、掘削探査がある。こうした業務に合わせた情報や操作を提供するため、ワークフローはエネルギー業界のパートナーとの接続を利用する。
12社を超えるパートナーとのMCP接続を利用する
新しいワークフローを支えるのは、エネルギー業界の12社を超えるパートナーによるMCP接続の統合機能だ。AIアシスタントと外部のデータ源・業務機能を結ぶ接続に、各分野の専門性を取り込む。
AWSは、パートナーとの統合によって地下構造の解釈、電力系統運用、生産最適化などの専門知識を利用できると説明している。その知識を、顧客の実際の業務データと組み合わせる構成となっている。
生産監視からエネルギー取引までのデータ源へ接続
AWSによると、AIアシスタントは生産監視、電力系統運用、資産保守、コンプライアンス追跡、エネルギー取引に関わる顧客データ源へ直接接続する。接続対象は設備運用に加え、規則への対応や取引の業務にも及ぶ。
取り込んだ事業内のデータは、一つのインターフェースから利用する。AWSは、この統合されたアクセスによって推奨事項の提示や解決策の実行を支援するとしている。
データの参照から保守手配や記録更新へつなぐ
AWSによると、AIアシスタントは顧客データ源への接続に加え、作業に必要な文脈をつなぐことで業務操作を支援する。具体的な対象は、保守作業の手配、停電対応フローの振り分け、コンプライアンス記録の更新だ。
新しいツールは、エネルギー分野のAmazon Quick利用者向けに提供されている。利用者は担当アカウントマネージャーまたは専用ページを通じてアクセスを申請できる。