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AWSの新クラウド計算環境、従来世代比でメモリー帯域2.5倍

この記事のポイント

  1. 実現したこと

    サーバーCPUのXeon 6を採用したクラウド計算環境R8iとR8I-flexが利用できるようになった。

  2. 実現の仕組み

    CPUからファームウェア、仮想化、ソフトウェアフレームワークまで最適化し、Xeon 6の能力をクラウド上の処理へつなぐ。

  3. 得られた結果

    AWSは、新インスタンスのメモリー帯域が従来世代の2.5倍、価格性能比が15%改善したとしている。

  4. 従来との違い

    コア設計の再構成とコア数の増加により、96 x largeなどのより大きなインスタンスサイズが提供されるようになった。

データセンターのラック内で開かれた汎用サーバーを斜め上から描いたイラスト。マザーボード中央のCPUと、その両側に並ぶDDR5メモリモジュールが見える。上部には仮想化やソフトウェア層を示す半透明の板状レイヤーが重なる。
AI生成画像

サーバーCPUのXeon 6を採用したクラウド計算環境で、計算密度とメモリー性能が引き上げられた。AWSの新しいEC2インスタンスは最大7200 MT/sのDDR5に対応し、AWSは従来世代よりメモリー帯域が2.5倍、価格性能比が15%改善したとしている。

CPUから仮想化まで最適化した計算環境

AWSのクラウド計算サービスAmazon EC2で、新しいインスタンスR8iとR8I-flexが利用できるようになった。両インスタンスは、IntelのサーバーCPUであるXeon 6のPコアを採用する。

Intelは、このCPUを使う環境で、マイクロアーキテクチャとファームウェアに加え、ハイパーバイザー、仮想化、ソフトウェアフレームワークまで最適化した。CPU側の能力をクラウド上の処理へつなぐため、ハードウェアから実行基盤までを調整している。

コアの再設計が大きなインスタンスを支える

Intelによると、Xeon 6はコア設計を再構成し、コア数の増加とパイプラインの改善によって性能とスレッド処理の拡張性を高めている。この計算密度の向上により、AWSは96 x largeなどのより大きなインスタンスサイズを提供できるようになったとしている。

DDR5の高速化と従来世代比のメモリー帯域

新インスタンスのDDR5メモリーは最大7200 MT/sに対応する。このメモリーを備えたR8iとR8I-flexについて、AWSは従来世代の2.5倍のメモリー帯域を提供するとしている。価格性能比も従来世代より15%改善したという。

AI推論と暗号化・圧縮を内蔵機能で加速

Intelは、内蔵AIアクセラレーション機能のIntel Advanced Matrix Extensions(AMX)が、AI推論と機械学習を高速化するとしている。この機能により、外部アクセラレーターの必要性を減らすという。

暗号化・圧縮支援機能のIntel QuickAssist Technology(QAT)は、これらの処理をハードウェアで高速化する。Intelは、この処理によってCPUの処理資源を解放できるとしている。