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重みを更新せずに知識を追加する画像分類AI

この記事のポイント

  1. 実現したこと

    画像分類AIが、外部の大容量ストレージに保存した知識を参照して画像を分類する。

  2. 実現の仕組み

    画像データ、ラベル、画像特徴マップをストレージに保存し、分類の参照情報にする。

  3. 得られた結果

    キオクシアは、既存知識を失う破滅的忘却を回避し、知識を追加・更新できるとしている。

  4. 従来との違い

    新システムでは、知識の追加・更新に重みの変更が不要となり、保存したラベルと特徴マップへの追加で対応する。

画像カードと特徴マップを収めたストレージから情報を参照し、新しい画像を分類する仕組みを示すイラスト。
AI生成画像

画像分類AIの知識を、重みの更新をせずに追加・更新する仕組みが開発された。大容量ストレージに保存した画像情報を分類時に参照する方式で、キオクシアは、既存知識を失う破滅的忘却を回避できるとしている。

重みに知識を学習させる方式が抱える忘却

キオクシアが開発した画像分類システムは、大容量ストレージを活用するAI技術「Memory-Centric AI」に基づく。比較対象となる従来のニューラルネットワークは、重みと呼ばれるパラメーターを更新して知識を獲得する。新しいデータで追加学習すると、過去に獲得した知識が失われ、分類精度が低下する「破滅的忘却」が課題となる。

画像と特徴をストレージに保存して分類へ渡す

新システムは、大量の画像データに加え、ラベルと画像特徴マップを知識として大容量ストレージに保存する。画像特徴マップは、ニューラルネットワークの演算で得られる多次元の数値データだ。ニューラルネットワークは、ストレージに保存されたこれらの知識を参照して画像を分類する。

保存データへの追加で知識を更新する

参照する知識を追加・更新するときは、新たに得た画像のラベルと特徴マップを保存データへ加える。この処理では、ニューラルネットワークの重みを再学習したり更新したりする必要がない。キオクシアは、重み更新に伴う破滅的忘却を回避し、既存の知識を失わずに新しい知識を加えられるとしている。

参照したデータから分類の根拠と貢献を追う

キオクシアによると、画像分類時にストレージから参照したデータを使うことで、分類結果の根拠を可視化できる。参照されたデータは、保存した知識の貢献を評価するためにも使うことができる。それぞれのデータがどれだけ参照されたかという頻度に基づき、分類への貢献を評価する。