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産業向けCPU「Core Series 2」に最大12個のPコアで構成する新製品

この記事のポイント

  1. 実現したこと

    Pコア構成の産業向けCore Series 2を搭載したエッジシステムが販売されている。

  2. 実現の仕組み

    最大12個のPコアを使い、制御処理に求められる一定した応答と処理の割り当てを支える構成とした。

  3. 得られた結果

    Intelの推定では、65W同士の比較でPCIe読み出しの最大遅延がRyzen 7 9700Xより最大4.4倍低い。

  4. 従来との違い

    PコアとEコアを組み合わせるCore Series 2に、Pコアだけで構成する産業向け製品群が加わった。

12個のコアタイルを備えた産業向けプロセッサーから、制御装置と工場機械へ信号がつながる図
AI生成画像

産業向けCore Series 2に、最大12個のPコアだけで構成するプロセッサーが加わった。制御用途で重視される応答の一貫性を狙い、IntelはPCIe読み出しの最大遅延などの比較測定値を示している。

最大12個のPコアを備える産業向け構成

Intelが投入した産業向けプロセッサーのCore Series 2は、性能重視のPコアだけで構成する製品群を持つ。コア数は最大12個で、PコアとEコアを組み合わせるCore Series 2の構成とは異なる。

この製品群は、工場設備などの制御処理や、CPUに負荷のかかるエッジ処理を対象とする。制御処理では計算を速く終えることに加え、必要な時刻までに応答することが求められる。

処理の割り当てと応答時間を重視

IntelはPコア構成の特徴として、遅延の一貫性と処理の割り当てやすさを挙げている。制御向けの処理と計算負荷の高い処理を扱う際、応答時間のばらつきが性能評価の対象となる。

PCIe遅延と周期試験で示したメーカー測定値

Intelの推定値では、Core 9 273PEとAMD Ryzen 7 9700XをともにTDP 65Wで動作させた場合、PCIe読み出しの最大遅延は前者が最大4.4倍低い。これは平均的な転送速度ではなく、読み出しに要した時間の最大値についての比較だ。

同じ製品間の比較で、Intelは周期試験の最大遅延に基づく応答の決定性を最大2.5倍、RTC-testbenchの最大ジッターに基づく決定性に関する性能を最大3.8倍と推定している。いずれもIntelによる測定条件付きの性能値である。

既存設計との接続と製品供給

Pコア構成のCore Series 2はLGA互換ソケットを採用する。Intelはこの構成を、既存の設計を使った更新に対応する製品として位置づけている。

供給期間については最大10年間を掲げる。Pコア構成のプロセッサーを搭載したエッジシステムは、Intelによるとすでに販売されている。