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データベースのソフト改良で性能36%向上、改良前との比較試験

この記事のポイント

  1. 実現したこと

    フラッシュメモリー向けデータベースの改良版を、企業向けSCM SSD上で動作させた。

  2. 実現の仕組み

    試験用SSDはSCM技術のXL-FLASHを搭載し、PCIe 4.0とNVMe 1.4に準拠する。

  3. 得られた結果

    キオクシアの試験で、アプリケーション性能が改良前のソフトウェアに比べて36%向上した。

  4. 従来との違い

    データベースソフトウェアAerospike Server Community Editionに、キオクシアが開発した改良を加えた。

技術試験用の作業台に置かれた開放型サーバーと、内部に装着された汎用フラッシュストレージモジュール。左から青と橙のデータブロックの流れがサーバーへ入り、データベースソフトウェアの改良前後を示す編集イラスト。
AI生成画像

フラッシュメモリー向けデータベースのソフトウェア改良が、SCM SSDを使った試験でアプリケーション性能を引き上げた。キオクシアによると、Aerospikeの改良版は、改良を加えていない元のソフトウェアに比べて36%の性能向上を示した。

フラッシュ向けデータベースにソフトウェア改良を加える

キオクシアは、データベース開発企業のAerospikeと協力し、データベースソフトウェアAerospike Server Community Editionを改良した。AerospikeのデータベースはフラッシュメモリーとSSDでの動作に最適化されており、キオクシアは、フラッシュメモリー上で高スループットと低遅延を提供できるとしている。

改良版をXL-FLASH搭載のSCM SSDで試す

改良版の動作試験には、キオクシアが開発したソフトウェア改良と、企業向けNVMe SSDのKIOXIA FL6 Seriesを組み合わせた。このSSDはStorage Class Memory(SCM)製品で、キオクシアのSCM技術XL-FLASHを搭載する。接続仕様はPCIe 4.0とNVMe 1.4に準拠している。

改良前を基準にアプリケーション性能が36%向上

キオクシアの試験では、この構成で動かした改良版のアプリケーション性能が、改良を加えていない元のソフトウェアに比べて36%向上した。比較の対象はソフトウェア改良の有無であり、SSD単体の読み書き速度の向上率を示す数字ではない。試験結果はシステム構成や使用状況などによって変わり得るとしている。

試験用SSDは遅延に敏感な用途と高頻度の書き換えに対応

キオクシアは、試験に使ったSSDをDRAMとTLCベースのドライブの間を埋める製品と位置付け、キャッシュ層、ストレージの階層化、書き込みログなど、遅延に敏感な用途に適するとしている。量産中の製品はデュアルポート構成で、容量は最大3,200 GB、書き込み耐久性は60 DWPDとなる。DWPDは保証期間の5年間にわたり、ドライブ全容量を書き換えられる1日当たりの回数を表す。