PCIe 5.0に対応したデータセンター向けSSD「CD8Pシリーズ」が、一部顧客へのサンプル出荷を始めた。キオクシアの公表値では、連続読み出し性能は前世代のPCIe 4.0 SSD比で約60〜80%向上し、ランダムアクセスの性能と高パーセンタイルの遅延も示されている。
第5世代フラッシュと自社開発コントローラーを採用
キオクシアのデータセンター向けSSD「KIOXIA CD8P Series」は、第5世代の3Dフラッシュメモリー「BiCS FLASH」のTLC技術を採用する。このフラッシュメモリーと、自社開発したコントローラーを組み合わせる。
ホストとの接続にはPCIe 5.0を使い、32 GT/sの4レーンに対応する。製品は一部顧客へのサンプル出荷段階に入っている。
連続読み出しと4 KiBランダムアクセスの性能
この構成のCD8Pシリーズについて、キオクシアは前世代のPCIe 4.0 SSDに比べ、連続読み出し性能が約60〜80%向上したとしている。ランダムアクセスでは、読み出しが最大200万IOPS、書き込みが最大40万IOPSとなる。
ランダムアクセスの数値は、4 KiBのブロックを4 KiB境界に整列させ、アクセスを100%ランダムにした条件の公表値である。連続読み出しの向上率とランダムアクセスのIOPSは、異なるアクセス方式の性能をそれぞれ示している。
読み出しと混合負荷で高パーセンタイルの遅延を示す
ランダムアクセスの遅延について、キオクシアは平均値ではなく、99.999パーセンタイルの値を示している。容量3,200〜7,680 GBの製品では、4 KiBブロックを4 KiB境界に整列させ、QD=32、100%ランダム、読み出し100%とした条件で250 µs未満となる。
読み出しと書き込みを混ぜたOLTP型の負荷では、容量3,200 GB以上の製品が対象となる。ブロックサイズ、整列、QD、ランダムアクセスの条件を同じにし、読み出しの割合を70%とした場合、99.999パーセンタイルの遅延は1.8 ms未満である。
形状ごとに容量上限を分け、データ保護を搭載
製品形状はEDSFF E3.Sと2.5インチ(U.2)の2種類で、予定される容量範囲が異なる。E3.Sは1.6〜15.36 TB、2.5インチは1.6〜30.72 TBで提供される予定であり、最大30.72 TBは2.5インチ製品の容量である。
ドライブはエンドツーエンドのデータ保護を備える。電源喪失時の保護と、フラッシュダイが故障した場合の復旧機能も搭載する。