企業・データセンター向けSSDのCM7・CD8Pシリーズが、PCIe 5.0とNVMe 2.0の適合認証試験に合格した。接続規格への対応に加え、試験を通じた適合確認が完了し、PCI-SIGとUNH-IOLの認証リストに掲載された。
転送規格とNVMeの両方で適合試験に合格
キオクシアは、企業向けSSDのCM7シリーズとデータセンター向けSSDのCD8Pシリーズが、PCIe 5.0とNVMe 2.0の規格適合認証試験に合格したと発表した。今回確認されたのは、両シリーズの規格への適合である。
接続に使うPCIe 5.0は、規格策定団体PCI-SIGが定めた規格で、PCIe 4.0の2倍のデータ転送速度と帯域幅を可能にする。この2倍という比較は接続規格の値であり、今回の認証によってSSDの実測性能が2倍になったという意味ではない。
PCI-SIGの管理システムで接続を試験
PCIe 5.0の適合試験は、PCI-SIGの適合性ワークショップで実施された。試験にはPCI-SIGが管理するシステムを使い、他のPCIe製品メーカーも参加した。
この試験を通過したCM7・CD8Pシリーズは、PCI-SIGの認証済み製品リストであるIntegrator’s Listに掲載された。接続規格への適合を確認した結果が、製品名とともにリストへ反映された。
NVMeの試験結果も公式リストに反映
NVMe側では、ニューハンプシャー大学の相互接続試験機関UNH-IOLが適合性を試験する。公式リストへの掲載には、試験室または複数製品を持ち寄る試験会NVMe plugfestで、適合性試験を受ける必要がある。CM7・CD8Pシリーズは、この機関の公式Integrator’s Listにも追加された。
キオクシアは、この試験への合格が、NVMe対応システムと、ネットワーク経由でNVMeを利用するNVMe-oF環境での正常動作に対し、合理的な信頼を与えるとしている。試験結果の意味を、これらの環境で製品を組み合わせる際の動作への信頼として位置付けている。
2種類の形状と用途別の耐久性を用意
認証対象の両シリーズには、2.5インチとE3.Sの形状がある。企業向けのCM7、データセンター向けのCD8Pともに、読み出し中心の用途と読み書き混在の用途に対応する書き込み耐久性の選択肢を用意する。
最大容量は両シリーズとも30.72TBで、この容量は2.5インチ品に限られる。E3.S品にも同じ最大容量があるという仕様ではない。