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NFL、攻撃継続に必要な距離の測定をカメラ方式へ

この記事のポイント

  1. 実現したこと

    ボール位置を測定するシステムが、全30のNFLスタジアムと海外の試合会場に展開された。

  2. 実現の仕組み

    6台の8Kカメラがボール位置を光学的に追跡し、目標地点への到達を測定する。

  3. 得られた結果

    ソニーは、測定が約30秒で完了し、従来より最大40秒短縮するとしている。

  4. 従来との違い

    バーチャル測定システムが、NFLの既存のリプレイシステムに統合された。

アメリカンフットボール場の芝に置かれたボールと白いヤードラインを、スタジアム上部の6台のカメラが捉え、サイドラインには補助用のオレンジ色のチェーン測定マーカーが立つ編集イラスト。
AI生成画像

NFLは2025年シーズンから、攻撃継続に必要な地点へボールが届いたかを測る主要方式に、カメラによるバーチャル測定を採用する。6台の8Kカメラで位置を追跡し、チェーンを使う手動測定に代わる方式として運用する。

10ヤード先への到達を測る主要方式に

米プロアメリカンフットボールリーグのNFLで測定対象となるのは、攻撃開始地点から10ヤード先の「ライン・トゥ・ゲイン」だ。この地点への到達が、次のファーストダウン、つまり攻撃を継続する権利を得るために必要となる。

ソニーによると、グループ会社のスポーツ判定技術企業Hawk-Eye Innovations(ホークアイ)が提供するバーチャル測定は、2024年シーズンのテストを経て、2025年シーズンから主要な測定方法として使用される。フィールド上でチェーンクルーがチェーンを使って測る手動の工程を代替し、チェーンクルーは補助的な役割で残る。

6台の8Kカメラがボール位置を追跡

目標地点への到達を測るため、測定システムには6台の8Kカメラが設置されている。カメラはボール位置の光学トラッキングを担う。ソニーによると、このシステムは全30のNFLスタジアムに加え、NFLの試合を開催する海外の会場にも展開されている。

中央拠点から測定結果を審判と観客へ

測定システムは、ニューヨークにあるNFLの判定拠点、アート・マクナリー・ゲームデイ・セントラル・オフィシエイティング・センター(AMGC)から運用される。NFLの既存のリプレイシステムとの統合も済んでいる。

測定結果はフィールド上の審判に通知される。その通知を受け、スタジアム内と放送でも結果がリアルタイムにバーチャル再現される。

約30秒で完了し、従来より最大40秒短縮

ソニーは、バーチャル測定が約30秒で完了するとしている。チェーンを使う従来の測定と比べた短縮幅は最大40秒で、手動測定を代替する効果を所要時間で示している。