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ルネサスのマイコン3系列が欧州サイバー法に向けた拡張認証を取得

この記事のポイント

  1. 実現したこと

    画像・音声AI向けのArm Heliumを搭載するマイコンRA8E1も、CRA拡張付き認証を取得した。

  2. 実現の仕組み

    評価機関Applus+ Laboratoriesが、今回のPSA Certified Level 1認証の評価を実施した。

  3. 得られた結果

    マイコンのRA4L1、RA8E1、RA8E2の3系列が、CRA拡張付きのPSA Certified Level 1認証を取得した。

  4. 従来との違い

    PSA CertifiedのLevel 1認証に、欧州Cyber Resilience Actの適合要件を扱う拡張が加わった。

淡い色の作業台に置かれた3個の無記名マイコンを、透明な盾状の輪郭が囲む編集イラスト。低消費電力を示す波と葉、画像・音声処理を示す絞り形と音波、空白の表示パネルが添えられ、右側には試験用プローブがある。
AI生成画像

マイコンのRA4L1、RA8E1、RA8E2が、欧州のサイバーセキュリティ法Cyber Resilience Act(CRA)の要件を扱う拡張付き認証を取得した。対象には、低消費電力型と画像・音声AIや画面表示向けのマイコンが含まれる。

評価を経て3系列がCRA拡張付き認証を取得

ルネサス エレクトロニクスは、RA4L1、RA8E1、RA8E2の3系列について、セキュリティ認証の枠組みPSA CertifiedのLevel 1認証をCRA拡張付きで取得した。評価は、試験・認証を手がけるApplus+ Laboratoriesが実施した。

Level 1に欧州サイバー法の要件を組み込む

PSA Certifiedは、Level 1認証にCRAの適合要件を扱う拡張を導入した。今回の3系列が取得したのは、この拡張を含む認証である。

ルネサスは、CRAが幅広いデジタル製品を対象とし、2027年12月に義務化される予定としている。認証取得の範囲はPSA Certified Level 1とそのCRA拡張であり、完成品全体の法令適合まで示すものとしては扱わない。

低消費電力のRA4L1はTrustZoneとセキュリティエンジンを搭載

認証対象のうちRA4L1は、CPUコアのArm Cortex-M33とセキュリティ技術Arm TrustZoneを搭載する低消費電力の32ビットマイコンである。低消費電力機能に加え、セキュリティエンジンと通信インターフェースを内蔵する。

RA8E1は画像・音声AI、RA8E2は画面操作向けの構成

残るRA8E1とRA8E2は、いずれもArm Cortex-M85アーキテクチャを採用する。共通のCPUアーキテクチャに対し、用途を支える機能は異なる。

RA8E1は、画像・音声AI用途に向けた処理技術Arm Heliumを搭載する。RA8E2は、人と機器をつなぐ操作・表示インターフェースであるHMI向けに、Graphics LCD機能を搭載する。