第2世代DDR5サーバーメモリーを支える制御用ICが、前世代比45%の消費電力低減を実現したとルネサスはしている。最大12,800 MT/sのメモリーモジュール向けに、データ転送用ICと電源管理ICも開発し、3製品のサンプル提供を始めた。
第2世代MRDIMMの帯域幅は第1世代の1.35倍
ルネサス エレクトロニクスは、サーバー用メモリーモジュールMRDIMMの第2世代DDR5製品向けに、3種類の半導体を開発した。制御信号を扱うMRCDのRRG50120、データを扱うMDBのRRG51020、電源管理ICであるPMICのRRG53220を組み合わせる。
ルネサスによると、対象の第2世代メモリーモジュールは最大12,800 MT/s、つまり毎秒128億回の転送に対応する。メモリー帯域幅は第1世代の1.35倍となる。
制御信号とデータを分担し、MRCDの電力を45%削減
MRCDは、ホストコントローラーとDRAMの間に入り、コマンド/アドレスバス、チップ選択信号、クロックをバッファリングする。MDBは、ホストCPUからDRAMへ送るデータをバッファリングし、制御信号とは別の半導体でデータ経路を担う。
ルネサスによると、新しいMRCDの消費電力は第1世代の製品より45%低い。この低減は制御用ICについての値であり、メモリーモジュール全体の消費電力を示すものではない。
大電流・低電圧向けの電源管理ICを組み合わせる
信号経路を担う2種類のICに加え、電源管理ICは大電流・低電圧動作向けに最適化されている。ルネサスは温度センサーと、モジュール情報を扱うSPDハブも量産しており、新しいチップセットを補完する部品を供給している。
3製品のサンプル提供を開始
新しいMRCD、MDB、電源管理ICは、いずれもサンプル提供が始まっている。ルネサスは、3製品の量産向け供給を2025年上期に開始する見込みとしている。