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新型集中制御機器が空調と産業用冷熱設備を一括管理

この記事のポイント

  1. 実現したこと

    空調機器と産業用冷熱製品の運転状況や設定を一元管理・制御する新型集中制御機器SL5が開発された。

  2. 実現の仕組み

    操作用タッチパネルは、指とパネルの間の静電容量の変化を検出してタッチ位置を特定する。

  3. 得られた結果

    新型制御機器の奥行は従来機の90 mmから50 mmになり、壁掛けと壁埋込みに対応する。

  4. 従来との違い

    従来のブロック・グループ区分に、各階を管理するフロア単位の設定が加わった。

複数階のオフィスビルの空調設備と地上階の産業用冷熱設備を、壁掛けの集中制御パネルから一括管理する様子を描いたイラスト。
AI生成画像

空調機器と産業用冷熱製品を一括管理する集中制御機器SL5に、建物の各階をまとめて扱うフロア設定が加わった。最大256台の接続仕様はスーパーリンク対応室内機の場合に適用される。日本向けと海外向けの機種を順次発売する。

空調と産業用冷熱製品の運転状況を一元管理

三菱重工サーマルシステムズが開発した中大規模施設向け集中制御機器SL5は、空調機器に加えて産業用冷熱製品の一括管理に対応する。三菱重工サーマルシステムズによると、複数設備の運転状況や設定を一元管理・制御できるという。

最大接続台数は、スーパーリンク対応室内機の場合に256台となる。スーパーリンクは三菱重工独自のビル用空調制御機器用高速通信プロトコルであり、この接続条件が台数仕様の対象を定めている。

フロア設定で各階を一括制御

接続した設備を管理する区分には、従来のブロックとグループに加えてフロアが追加された。三菱重工サーマルシステムズによると、建物の構造に合わせてエリアを分類し、一括制御できるようになったという。

ブロック設定はエレベーターホールなどの共用エリアを含めた区分に、グループ設定は事務所や会議室ごとの区分に使う。新しいフロア設定は各階を管理する単位となり、建物のレイアウトに応じた制御に対応する。

タッチ位置を静電容量で検出する10.4インチ画面

操作画面には静電容量方式のタッチパネルを搭載した。指とパネルの間に生じる微弱な静電容量の変化を検出し、触れた位置を特定する方式である。

液晶画面のサイズは、従来機の9インチから10.4インチへ拡大した。三菱重工サーマルシステムズは、利用者の要望を受けて画面を大きくしたとしている。

奥行50 mmの筐体を国内外へ順次投入

画面の拡大とともに、筐体の奥行は従来機の90 mmから50 mmに縮小した。設置方法は壁掛けと壁埋込みの両方に対応する。

三菱重工サーマルシステムズは、日本向け機種SC-SL5と海外向け機種SC-SL5-Eを国内外で順次発売する。いずれも中大規模施設向け集中制御機器の新モデルとして投入する。