Technology

ソニーの新ヘッドホン、空間音響を音楽・映画・ゲームで切り替え

この記事のポイント

  1. 実現したこと

    新しいワイヤレスヘッドホンは、音楽・映画・ゲーム向けの空間音響を本体ボタンで切り替える機能を備える。

  2. 実現の仕組み

    音源処理機能DSEE Ultimateが、Edge-AIを使って圧縮音源をリアルタイムにアップスケーリングする。

  3. 得られた結果

    公表されたバッテリー性能は、ノイズキャンセリングON、音源処理とイコライザーOFF、AAC使用などの指定条件で最大24時間となる。

  4. 従来との違い

    統合プロセッサーV3を初搭載し、1000Xシリーズの音声処理構成に新しいプロセッサーを加えた。

空間音響を音楽・映画・ゲームに合わせて切り替えるワイヤレスヘッドホン「1000X THE COLLEXION」が登場する。統合プロセッサーV3を初搭載し、圧縮音源のリアルタイム処理にも対応する。ソニーは6月5日に発売する予定だ。

音源処理と3種類の空間音響を搭載

ソニーが開発したヘッドバンド型ワイヤレスヘッドホン「1000X THE COLLEXION」は、統合プロセッサーV3を初めて搭載する。音源処理機能のDSEE Ultimateに対応し、Edge-AIを使って圧縮されたデジタル音源をリアルタイムにアップスケーリングして再生する。

空間音響技術の360 Upmixには、Music、Cinema、Gameの3種類のリスニングモードを搭載する。モードは本体のリスニングモードボタンで切り替えられ、音楽、映画、ゲームそれぞれに対応する設定を選ぶことができる。

専用ドライバーと共同調整で音を作る

音を再生するドライバーユニットは、このヘッドホン向けに新しく専用開発したものを採用する。音源を処理するプロセッサーに加え、音を出す側にも製品専用の部品を組み込んだ。

そのドライバーユニットを搭載したヘッドホンの音質は、ソニーがマスタリングエンジニアと共同で調整した。専用部品の開発と、エンジニアとの音質調整を組み合わせた製品となる。

耳への接触と頭への圧力を抑える装着設計

音を耳へ届けるイヤーパッドは、耳の周囲にフィットする形状を採用する。ソニーは、この形状によって耳への接触や圧力を抑え、装着時の負担を低減する設計としている。

イヤーパッドとヘッドバンドには、伸縮性のある合皮素材を使用する。頭の形状になじみ、圧力を分散しやすい構成によって、装着時の当たり方にも対応する。

12個のマイクで装着状態と周囲の環境に対応

ノイズキャンセリングには、12個のマイクを使うマルチノイズセンサー技術を採用する。アダプティブNCオプティマイザーが装着状態や周囲の環境に合わせてノイズキャンセリングを自動で最適化する。

ソニーが示すバッテリー性能は最大24時間で、ノイズキャンセリングON、DSEE UltimateとイコライザーOFF、コーデックはAAC、その他の機能は初期設定という条件が付く。発売は2026年6月5日を予定している。