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プロ野球12球団のプレーデータをリアルタイムで可視化

この記事のポイント

  1. 実現したこと

    球速や打球角度などをリアルタイムで可視化する制作システムが、NPBエンタープライズ向けに開発された。

  2. 実現の仕組み

    球場の複数カメラが撮影した映像から、光学トラッキングで選手の骨格情報とボールの動きを捉える。

  3. 得られた結果

    制作するグラフィックの具体例として、配球分布、バット軌道、守備位置などが示された。

  4. 従来との違い

    全12球団に導入済みの追跡システムに、一元管理とコンテンツ制作をつなぐデータ基盤が開発された。

昼の野球場を複数の固定カメラが見渡し、投球の軌道と選手の位置が点線や位置マークで示されたイラスト。
AI生成画像

プロ野球全12球団のプレーデータを、一元管理からリアルタイムの可視化へつなぐシステムが開発された。ソニーは、球場のカメラで捉えた選手やボールの動きを、球速や打球角度などのグラフィック制作に利用する。

球場の複数カメラが選手とボールを捉える

データの取得を担うのは、ソニーのグループ会社Hawk-Eye Innovations(ホークアイ)の光学トラッキングシステムだ。日本野球機構(NPB)を構成する全12球団に導入されており、球場に設置した複数台のカメラの映像から、選手の骨格情報とボールの動きを捉える。

公式戦のデータを一元管理して制作側へ渡す

取得したプレーデータを管理するため、ソニーとNPBはデータ・マネジメント・プラットフォーム(DMP)を共同開発した。この基盤は全12球団の公式戦のデータを一元管理し、コンテンツ制作を担うCMSへ提供する構成で、計測データをコンテンツ化に利用する経路をつなぐ。

球速や打球角度をリアルタイムでグラフィックにする

制作側では、ソニーが株式会社NPBエンタープライズ(NPBE)向けに開発したコンテンツ・マネジメント・システム(CMS)が、ホークアイのデータを利用する。ソニーによると、投手の球速、ボールの軌道や回転数、打者の打球速度、打球角度、スイング速度などをリアルタイムで可視化するという。制作するグラフィックの例には、配球分布やバット軌道に加え、守備位置、盗塁、打球分布も含まれる。

制作したコンテンツを球場ビジョンやSNSへ

ソニーは、制作したコンテンツを各球場のビジョンでの放映やSNSでの発信に活用する方針を示している。観客向けのコンテンツ提供に加え、取得したデータは各球団で選手のパフォーマンス向上にも活用できるとしている。